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「ホテル評論家」の著者。雑誌で瀧澤氏がホテル評論の第一人者であると知って去年購入・読んだ本。
氏は2014年は1年365日毎日違う365ホテルに自腹宿泊する体験をもとに別の本を出版しています。
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ホテルを利用する人はかなり多いと思われますが、ホテル評論やホテルジャーナリストの存在感というものは今まではそう多くなかった印象です。旅やホテルに関しては消費者の選択肢もニーズも多種多様で決してその道のプロフェッショナルのノウハウに身近に接したわけではなく、経験によって氏の言いたいことはとてもよくわかります。
小生も、昨年(2015年)は国内外に宿泊出張69回、ホテルは90泊していて経験をもとに、自分なりの旅のノウハウ、ホテルへの一家言を整理整頓をしたいと思っていたところです。
小生も著者視点でのホテルの業態一覧から場所と予算を考慮しつつ、
①ラグジュアリーホテル (外資系)最高級ホテル。スタンダード客室40㎡以上
②デラックスホテル 高級ホテル スタンダード客室20㎡後半~30㎡台中心
③旧態型シティホテル スタンダード客室20㎡~
④付加価値型シティホテル・コンセプトホテル 施設・インテリアに優れる シングル中心も 15㎡~25㎡
⑤宿泊特化型ホテル シングル中心 9㎡~12㎡
⑥旧態型ビジネスホテル 9㎡~15㎡
①④⑤のホテル+コンセプトカプセルホテルを優先させて泊まっていますが、自分なりの旅行やホテルライフを考えるきっかけとなりました。
以下、読書メモ↓
・今までは真っ向からホテルを批判する立場の人間はいなかった
・久しくホテル業態の区分は「シティホテル」「ビジネスホテル」という表現が用いられてきたが
90年代以降ホテル業態は変化し、2000年あたりから「ラグジュアリーホテル」という外資系を中心とした超高級ホテルと、「宿泊特化型ホテル」といったホテルチェーンが人気を博したことにより、旧来のシティホテルやビジネスホテルは苦戦を強いられた
・旧態型シティホテル経営の足かせは、レストラン・カフェ・バーなどの飲食部門
・宿泊特化型ホテルが成功したのは、徹底したコストカットと料飲部門を持たず宿泊に特化したことによる
・ホテルの実力は実勢料金を見ろ
・ホテルスタッフは会計時に料金を大声で言ってはいけない
・空調にも料金を払っている。表示などは不可欠
・海外の一流ホテルのような粋な差別には一流ホテルの矜持がある
・ホテルプログラムは一部の旅慣れたヘビーユーザーにとっては常識
・クレームからはじまるお客様とのご縁もある
・ラグジュアリー未満、宿泊特化型以上の「コンセプトホテル」が注目を集めている
・「ホテルココ・グラン・上野不忍」はコンセプトビジネスホテル 外国人に受けている。週一回のクレーム会議でゲストからの声や要望の即断即決で対応し、徹底したサービスを貫いている
・おもてなしの心とサービスは違う
・「温泉特化型旅館」という形態も人気
・サービスの対価や必要性について、ホテルとその利用者双方が熟慮し最善の解を導き出すべき
・ホテル ①直営方式 ②リース方式 土地所有オーナーにホテル建設を持ちかけオーナーからホテルを長期間借り上げる方式 ③運営委託方式 ホテルを所有するオーナー会社がホテル運営会社に委託する方式 ④フランチャイズ方式
・2013年以降宿泊特化型ホテルの新規出店が頭打ちに
・ホテルの変化は凄まじい
・ホテルの業態一覧(著者視点)
①ラグジュアリーホテル (外資系)最高級ホテル。スタンダード客室40㎡以上
②デラックスホテル 高級ホテル スタンダード客室20㎡後半~30㎡台中心
③旧態型シティホテル スタンダード客室20㎡~
④付加価値型シティホテル・コンセプトホテル 施設・インテリアに優れる シングル中心も 15㎡~25㎡
⑤宿泊特化型ホテル シングル中心 9㎡~12㎡
⑥旧態型ビジネスホテル 9㎡~15㎡
・宿泊特化型ホテルとは アパやスーパーホテルなど バンケット施設・レストラン・バーなどの施設を持たないホテル
・2000年代になると、多様化がみられる 宿泊特化型とその派生5パターン
①低廉型 東横イン・アパ・スーパーホテル
②ロードサイド型 ICや幹線道路沿いに立地 旅籠屋・チサンイン・ルートイン
③鉄道会社母体型 ホテルメッツ・西鉄イン・ヴァイアイン
④コンセプト型 宿泊特化+別アプローチ レム(眠りコンセプト)・東急ビズフィート(女性)
⑤付加価値型 宿泊+α 大浴場や広い客室、クオリティ高い寝具の提供など ドーミーイン・リッチモンド・モントレ
・ホテルのサービスは ハード・ソフト・ヒューマンからなる
・宿泊特化型ホテルは時代の要請に応えた形態であり、今の日本を体現しているホテルである
・会社を悩ますクオカード付プラン
・宿泊特化型のホテルは国際的には「イン」
・今のホテル選びはコンセプトとコストパフォーマンスがポイント
・旧態型シティホテルでお得な泊まり方のポイント
①無料インターネットが完備されていること
②ベッドはデュべスタイル
③スリッパはお持ち帰り可能なウォッシャブルスリッパ
④安価なジム・サウナ・プールがある
・女性ターゲットの進化系カプセルホテル ファーストキャビンなど
・ゲストハウス カオサン東京歌舞伎
・レジャーホテルも進化系の台頭が目覚ましい
・地方の小規模ホテルチェーンも注目 グリーンホテルモーリス・アクアホテル・ホテルアクティブ・ホテルフォルツァなど
・宿泊特化型の注目は ABホテル・ホテルココグランなど
・予約術 予約サイトで目星をつけてそのホテルのホームページでも料金を確認
・正規料金が高く、ディスカウント率が高いホテルは要注意
・ターミナル駅のホテルは歩く場合も、車では駐車場からエントランスまでの距離がポイント
・お持ち帰りスリッパは便利
・コンビニ併設されているホテルは利便性が高い
・全国のコスパとコンセプトに優れたホテル20選
ルネッサンスサッポロホテル
ホテルココ・グラン高崎
ホテルザ・マンハッタン(千葉)
シェラトン都ホテル東京
ロイヤルパークホテル ザ 汐留
ホテルインターコンチネンタル 東京ベイ
ホテルバー グランティオス(東京品川)
アゴーラ・プレイス浅草
ホテルニューグランド(横浜)
アクアホテル佐久平駅前店(長野)
ABホテル三河安城南館(愛知)
ロイヤルオークホテル スパ&ガーデンズ(滋賀県)
フレイザーレジデンス南海大阪
ホテル・ザ・ルーテル(大阪)
ホテル・アゴーラ・リージェンシー堺(大阪)
鳥取グリーンホテルモーリス
ホテルフォルツァ博多
ホテル ラ フォレスタ(博多)
城山観光ホテル(鹿児島)
・どんなホテルでもホテルマンのサービス精神はいつもありがたいと思う