井上久男

・40歳定年制は、2050年に向けた日本の経済・社会のあり方を検討する長期ビジョン、フロンティア構想の中に盛り込まれた

・40歳定年制とは、75歳まで稼ごうと思えば、人生の折り返し点付近で独立したり、転職の準備をした方がいいという意味

・こうした時代だからこそ、自身のキャリアを棚卸ししながら、新たなキャリアを再構築していくことが重要

・未曾有の少子高齢化によって、このままでは公的年金など今の社会保障制度は機能しなくなるだろう。政権が大丈夫と言うのは選挙対策。いずれ支給開始年齢が引き上げられるか、支給額が引き下げられる。そうなった時に自分の身は自分で守る発想が大切である

・会社に自分の人生をすべて預ける時代はとっくに終わった。自分で働く場所を見つけなければならない

植草一秀

・米国が年次改革要望書等を通して要求してきた郵政民営化が最終段階を迎え、郵政グループ3社の上場で、ゆうちょ銀行とかんぽ生命合わせた262兆円と日本郵政が保有する多くの不動産物件が米国の巨大金融機関に奪われる

・(昨今急に円高になりましたが)円安基調にある現在保有してきた米国債を売却し、過去の損失の回収を図るべきだか安倍内閣は永久に売却するつもりはない

・日本が直面している緊急課題は米国のグローバルな強欲資本主義と結託し自分の利益しか考えない官業のトライアングルが、日本を最終的に米国の事実上の植民地にしようとする試みに対し、どこまで抵抗できるのかということにある

・自公に対決する二大勢力の一つを形成し、今年の参議院選挙で改憲派が2/3を占める事態に歯止めをかけて反撃しないと米国による日本支配が一気に加速する。心ある人々の団結が望まれる

田岡俊次

・北朝鮮が核を使用すれば、米韓国軍の反撃で壊滅的打撃を受けるのは確実で今でも抑止は十分利いているが、抑止は相手の理性的判断を前提とし、自暴自棄の心境になった相手には役に立たない

・韓国や中国も北朝鮮の崩壊で大量の難民が流入したり、日本円で350兆円とも言われる統一の財政負担で共倒れになることを恐れ、生かさず殺さずの援助、経済関係を保ってきた。潰れられては皆が迷惑と思われていることが北朝鮮にとって最大の抑止力となっている