・追悼 小林陽太郎
99年経済同友会代表幹事に就くと、「企業とは市場競争を超えて、社会性を重視すべきである」と提言
・小林氏は性善説の経営者 人の本質は善にあると考える 他者を信頼する 人の話をよく聞く対話重視の姿勢
・企業とは 「経済性」だけでなく、「社会性」「人間性」を重視すべき
・マイケル・サンデル教授の リバタリアニズム(自由至上主義)に対し、共通善を目指すコミュタリアニズム(共同体主義)を唱えた 新しい資本主義の在り方への流れに小林氏は戦陣を切っていた
大前研一
・安倍談話 心から謝罪する気持ちがあれば「先の世代に謝罪を続ける宿命を負わせてはならない」とそんなことは言わない
・ドイツのメルケン首相は「人類に対する犯罪に時効はない。我々には当時の残虐行為を次世代に伝え、記憶を薄れさせない大きな責任がある」と安倍談話は対照的
・安倍首相「侵略の定義は定まっていない」穏当なようで危険なスローガンは「日本を取り戻す」で安倍首相が取り戻したいのは「(戦前の)美しい日本」その時代の中心人物は天皇、その天皇は政府が右傾化し近隣諸国との関係を悪化させている状況に心を痛めてきた
・安倍首相は安保関連法制では国民、天皇にもそっぽを向かれて言いたいことを言えない状況に追い込まれている
・安倍首相「憲法を改正して戦後レジュームを脱却しなければ、この国のエンジンは再起動できない」という信念
・国民の支持を得るには、デフレ脱却・景気回復・持続的な経済成長
・安倍政権の経済政策では日本経済は上向かない、アベノミクスは20世紀型の経済政策
・日本は「低欲望社会」消費意欲が極端に低下、アベノミクスのまやかしが国民に見透かされつつある
・今の情勢で憲法改正までたどりつくことはありえない、自民党的な憲法改正案はまったく通らない。憲法改正が封じられると安倍政権に次のアジェンダは見当たらない
・与野党に対抗馬がいない状況でありながら、詰んでしまった安倍政権はゾンビのようなもの
・本気で日本経済を立て直すには①移民政策②少子化対策③教育改革(世界で戦える気概と大志)が必要
田原総一朗
「信念がある人は立派です。でも、信念はときに重しとなります。信念が好奇心の行く手を阻むなら、むしろ信念なんていりません」