- 余剰の時代 (ベスト新書)/ベストセラーズ
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・余剰問題は恐ろしい問題、今の人間社会で解けない最大級の問題
・余剰とは余剰生産物、あるいは過剰生産による過剰在庫のこと、それに加えて余ってしまった人間のこと あなたが余剰そのもの
・人間はもうすることがない、何をやって生きていくのかわらかなくなった
・くだらない本、本も余剰
・日本国民は敗戦後70年、外側から隔絶され、計画的に隔離され、洗脳されたまま、世界で通用している当たり前の大きな諸事実や知識を知らされていない
・先進国とは大人になってしまってそのあと衰退、老化してゆく国
・Y(国民所得)=C(消費)+I(投資) Cが伸びるからこそIの中心設備投資が伸びて需要が伸びる
・今はサプライヤーサイダー(供給重視派)が政府を動かしている、これがひっくりかえされて再びケインズが甦る時代が目の前に来ている
・夢・期待・願望・望みで生きると失敗することが多い。
注意・用心する・警戒する・疑ってみる、考え直すことが大事
「すべてのことはそんなにうまくいかない」ヴオルテール
・若者は夢を持たない、持てない。自然な欲望に対しては忠実であるべきだ、だがそのとき若者は騙されることが多い
・丸山真男 人類の歴史を冷酷に見ると80年に1度くらいで必ず戦争をしている、どこの民族でも国家でも。人類は愚か者だから同じことをする、ということはまた近未来に戦争が起きる
・第二次大戦で敗戦してから70年、人類はまた新しい次の戦争の時期に入った
・戦争というのは、新しい形での権力者たちによる人々への支配の継続
・人類にとっての最大の病気は余剰・過剰
・貧困国・新興国のほうがどんどん豊かに(先進国で作りすぎたものが安い値段で出回る)
・メガフロートという巨大な公共事業をやるべきだが、アメリカがやらせない
・帝国は周りに属国群を抱えている。帝国の巨大な借金を燃やすために戦争をする。戦争は経済である(ウォーエコノミー)
・戦争の恐ろしさは、過剰、余剰なものを処分するという思想が根底にある。ヒューマニズムや人権思想が強くなっても人間の法則は変わらない
・自然法の思想は冷酷現実をみる永遠の保守の思想
・リバータリアニズム 自分のことは自分でやれ、自分の力で自分の生活を守れという思想
・収入に格差があって、資産課税をやって税金で政府が奪い取り福祉への予算に回して貧富の格差を縮めるというのは間違った考え
・税と法律の強制で平等社会を作ってはいけない、人はなるべく平等であるべき(しかし実際はそうではない)
・何でもかんでも平等であるべきだという主義は、文化、教養、芸術の余裕を社会から奪い取り、世の中を貧乏人の平等社会にしてしまう
・大企業と金持ちに課税強化しそれを福祉に回せ、という考え方は国家社会主義あるいは国家資本主義の考え。すべての増税をやめさせて、減税することこそは正しい政治
・ピケティの富裕層へのグローバルな資本課税は許しがたい反動の理論
・ルソーは過激な人民主義で、過激な人権主義、徹底した人間平等主義。完全な人間の平等などできるわけはない
・国民の代表者が主権者なのであって、国民が主権者であるはずがない
・ルソーが全体主義の生みの親
・学校教育そのものが制度的な騙し。国民に対する洗脳。教育とは洗脳。綺麗事だけ言って人を騙して、思想としての理想主義を無くす。綺麗事は言わない
・リバータリアニズムは日雇い労働者で生きてゆく、他人の施しは受けない、仕事があれば何でもやって自力で生きてゆくという思想
①反官僚制②反福祉③反税金④反国家統制⑤反海外侵略
生き延びる思想10カ条
①夢・希望で生きない
②自分を冷酷に見つめる
③自分のことは自分でする
④綺麗事を言わない
⑤国家に頼らない
⑥ズルい世間に騙されない
⑦ある程度臆病でいる
⑧世の中のウソを見抜く
⑨疑う力を身につける
⑩いつまでのダラダラと生きない