山崎正和
「せっかくつくった戦後を安保法制で破壊しようとしている、のではなく私は、安保法制とは戦後の終わりをなんとか食い止めようとする動きの一つだとみています。これによって日米同盟を強化して、なんとしても米国と中国が組んで日本を非難するなどということになってほしくないと。」
古市憲寿
「首相は戦後レジュームからの脱却と言っていますが、実際にやっていることはむしろ戦後レジュームの延命」
ジョージ・フリードマン
・日本には海洋上の権益を自力で守らねばならない、より自立すべき、国益を防御すべき
・これから世界でパワーを持つのはポーランド・トルコ・日本だ
「日本の最大の強みは、一枚岩の社会だ。政治的・イデオロギー的に分断されていない。日本社会には、立ち直る力や連帯感がある。人口が減っても、社会の団結力や経済の効率性、高い勤労倫理で、どうにでもなる。ロボット工学でイノベーションを起こし、GDPを維持することも可能だ。人口減により、日本の国も国民も、さらに強くなれるだろう」
野中郁次郎
・日本軍は根底にあるのは異質を排除する精神構造だった
・日露戦争での過去の成功体験への過剰適応が自己否定的学習能力を喪失させ、自己改革能力を欠落させた
・戦後に目を転じれば、敗戦の教訓を得て、日本は開かれた共同体に転じ、飛躍的な成長を実現した
奥山真司
・中国人の世界観の根底にあるのは、中国こそ世界の中心という中華思想
・日中戦争は侵略戦争であったことは明白で賠償が蒸し返される可能性も
・歴史認識と異なり、法律的な議論であれば専門家の客観的な判断が期待できる
朝比奈一郎
「日本はあらゆる国といい関係を築ける可能性を持っている数少ない国」
・東洋的価値と西洋的価値の両方を理解している
・途上国の記憶を持ちながら先進国の事情もわかる
・仲介国家の立場として仲介国家連合をつくるべき
木村幹
・なぜ日本ばかりが戦争責任を問われるのか
・中韓の日本への依存度が減り、経済的に自立したことから日本の歴史認識を強い姿勢で問い質せるようになった
・ドイツは戦後東西に分断され、NATOや国連参加のためには周辺国との早期和解が不可避だった
・日本の戦後処理は 1952年の日華平和条約 65年日韓基本条約 72年日中共同声明と終戦から時間が経ち空白期間に復興が進んで日本はアジア諸国より経済的に優位な立場で戦後処理に臨めた
・日本の戦後処理に対して中韓には潜在的な不満がある
・国際的に侵略戦争という理解が確立しているが、歴史教科書や靖国参拝は日本からわざわざ与えた外交カード
下川耿史
・江戸時代17世紀半ばころまでに全国的に盆踊りが盛んに、踊りの場は出会いの場・性の解放の場に
様々な男女が一夜限りで交歓、これが平和のたまもの
・元々日本人は性に対しておおらか
・古事記にもセ○クスを連想させる記述は多い
・明治政府は盆踊り禁止令を出し、姦通罪を施行
・明治政府にとって自由な性は秩序を壊すものだった。それが日本でも性はいかがわしいもの、隠すべきものとみなされるようになった