松谷明彦
・日本のこれからの人口減少は確定。今後50年で子どもの数半分以下=子どもを産む可能性の高い25-39歳の女性が半分以下になるから
・理由は、戦後間もなくの大規模な産児制限にある
・この50年で日本では女性と子どもの激減、急速な高齢化が立て続けに起きる
・人口の変化で深刻な影響を受けるのは地方ではなく大都市
・地方の高齢化はピークを過ぎている
・これから首都東京の劣化が起きる
・財政再建を達成するには人口の減少に比例して、財政規模を縮小せざるを得ない
・日本には開国が必要
五百田達成
・女の涙は汗のようなもの、対処は放っておくこと
・男は世界、女は世間でものを見る
・女性に対する謝り方は女性の感情に寄り添って謝ること
島田雅彦
・憲法・日米安保・自衛隊は戦後の三大矛盾
「自民党は現行憲法を押し付けだからといって改めようとするくせに、同じ押し付けである日米安保を憲法の上位に置こうする政治方針と映る」
「自虐史観からの脱却を主張して、東京裁判を批判し、歴史解釈で中韓と対立する時だけはナショナリストの面目を保てると思っている。それは外交も経済もアメリカに目立たなくさせるパフォーマンスに過ぎない」
・対米従属派が嫌う憲法9条の戦争放棄規定は、元はといえば、昭和天皇の戦争責任を問わず、天皇制を残すことの交換条件だった
・アメリカと中国が世界経済の安定確保最優先し、軍事衝突などを極力避け、常に緊張緩和に向けた努力をすれば、日米同盟を強化する必要はなくなり、安全保障の新秩序を構築することになるだろう
「現行憲法は単にユートピア的理想を謳ったものでも、時代の要請に応えられなくなった過去の遺物でもなく、日本が歩むべき未来に即した極めて現実的な指針たり得ている」