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宇都宮健児
・ドイツの歴史教科書では、ナチスが権力を掌握した過程や原因、戦争の歴史が詳しく取り上げられており、ドイツ人が加害者だった事実が強調されている。また、周辺諸国との間で歴史教科書の内容を慎重に吟味する作業を続けてきており、2006年には、ドイツとフランスの歴史学者が共同で歴史教科書を執筆・発行している
・安倍首相は戦後70年の談話を出す準備をしているが、談話を出すのであれば、徹底して過去と向き合ってきたドイツの戦後の歴史に学び、1993年の河野談話、1995年の村山談話をさらに深めた、日本の戦争責任、加害者責任をより明確にした談話を出すべきだ
大村アスカ
・安倍首相と周辺は、衆議院選で勝つ、集団的自衛権行使容認に関連する安保法制を整える、歴史認識を見直す、憲法改正をするために衆参2/3以上の勢力を手に入れる、そして憲法改正の国会発議をして国民投票にかける、そんな目算を描いているのではないか
アンドリュー・デウィット
・IEA 全世界の原油消費量 2010年度 8500万バレル/日 14年度 9200万バレル/日 15年度 9300万バレル/日
・目下の原油安でも、原油消費量の増大から200ドル台になる可能性も
・油田をはじめ、日本は在来型エネルギー資源に乏しい。この事態でも憲法改正など不必要なことを語ろうとする安倍首相は能天気
亀井静香
「テロと闘うのは当たり前の前提です。問題は、テロだけを取り出して、闘うと言っても意味がないことです。国家としてまず考えなければならないのは、テロがどうして生まれたのかということなのですよ。その認識がなくて闘うと言っても、基本的なことを考慮せずに議論している」
中丸至生 知人の元自民党政務調査会長室室長
「小選挙区制導入と政治家の劣化」
・自民党は議員後援会中心政党だった
・中選挙区制の時代は自分で講演会を培養して強くする政治家は経営者だった
・小泉以降政府がイニシアチブを奪い返した政高党低
・安倍さんは良くなったけれども、自分に反論したり、自分と違う意見を説くものを説得するという気がないのです。そういうところは小沢さんに似ています
原中勝征
・議員の2世3世たちが小選挙区制で当選し、成り立っているのが今の自民党。彼らに政治家としての資質はないケースが多く、信念もなければ知識もない、だから官僚の餌食になり新自由主義が蔓延する
大下英治
・小選挙区制で、派閥の集金力はなくなり、政治家は自分でカネを集めることをしなくなった。カネは国民の税金を政府から党が受け取り、党が議員に配る、党は強くなるが議員は強くならない
・小沢さんは、中選挙区制の中で自民党と社会党の二大政党が対立している構図が八百長だと見破っていた。小沢さんは八百長国会をやめようとした
・国会議員が秀才ばかりに、政治は東大のゼミではない。山口組の闘争に近い
・自民党は長い歴史のなかで大人の政党になった(総務会では全会一致が前提だが、反対派は総務会を欠席または退席することから)
・自民党で総理に物申す人は二階さんくらい。イエスマン、サラリーマン。これは危険な状態
マイケル・ペン
・日本在住の外国人ジャーナリストの大半は、日本人が自民党や安倍首相の保守的な政策を心から支持しているというよりは、リベラルや左派が国政を委ねるに値する選択肢を提示できず、機能不全に陥っている、と見ている
・日本の政治が国家主義的思想や所得格差拡大の方向へと流れるのを食い止める解決策は、改革への熱気を取り戻し、政権を安心して任せられるような、自民党に取って代わる選択肢を生み出すことである。残念ながらそれができる野党は不在であるようだ
朝堂院大覚
・落合伸治が東京JCの銀行として2004年につくったのが日本振興銀行。設立するとき落合は木村剛に一億円を渡した。木村の力で銀行認可はとれた
・木村は三菱商事と反落合派を集め落合を始末した
・松下政経塾出身者には才能はあるが人格者ではなく中身もない
・本物中の本物は土光俊夫
斉藤円華
・電力会社からの自立は実現可能
・売電収入は消費者から集めた賦課金。人様からお金をいただくことは、犠牲の上での得