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白井聡
・3.11以降日本人は大きな謎を解くための旅をしている。その旅とは戦後を終わらせる旅にほかならない
・この国ではある分野の事柄については、どれほど合理的な反対や批判があろうとも、民意は絶対的に尊重されず、政策は強行される
・基地と原発を止められない理由は、「アメリカに自発的に隷従することによって国内での権力基盤を強化しつつ対米従属利権をむさぼる官僚・政治家が日本の中枢部を牛耳っているという構造」
・日本政府とは米国の傀儡にほかならないという状態が法的に根拠づけられているという事実
基地の場合は日米安保条約と地位協定、原発の場合は日米原子力協定、これが日本の国内法の上位に位置し、この優位性が法的に確立されている
・「この国には、表向きの憲法を頂点とする法体系と、国民の目から隔離された米日密約による裏の決まりごとの体系という二重体系が存在し、真の法体系は当然後者である。言い換えれば、憲法を頂点とする日本の法体系などに、大した意味はないのである」
・ポツダム宣言第12項、「前記諸目的が達成せられ且日本国国民の自由に表明せる意思に従ひ平和的傾向を有し且責任ある政府が樹立せらるるに於ては聯合国の占領軍は直に日本国より撤収せらるべし」
は、厳密な意味で正しく履行されている。「責任ある政府」が現に存在しない以上、占領が続くのはむしろ当然
平良朝敬
「日本政府は中国の脅威を煽りますが、われわれからしたら中国に対する脅威はほとんど感じません。中国と琉球は古くから貿易をはじめ民間交流してきたし、血縁関係にある人も少なくありません。中国が沖縄に攻め入ったことはないし、私は将来もないと思っている」