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佐高信
・安倍晋三に嫌われた筑紫哲也の3つのこだわり
1.少数派の立場に立ち続けたこと
2.沖縄への思い入れを持ち続けたこと
3.護憲の立場を崩さなかったこと
野中広務
「戦争がどれだけ深い傷痕を国内外に残したか、もっと謙虚にあの時代を検証して欲しい。「戦後レジュームからの脱却」いうてね、歴史を消してしまうやり方は間違っている。それは国際社会の復帰につながった東京裁判も否定する。だから安倍さんはA級戦犯が祀られている靖国神社に参るんですよ」
中島岳志
「私は憲法9条に「他国防衛を旨とする集団的自衛権は行使しない」と明記すべきだと考えている。憲法に自衛隊の存在を記載し、国民の側から軍事力に縛りをかけるべきだ。自衛隊の存在と立憲主義を両立させ、米国への従属的な戦争協力を拒絶するためには、この道を模索しなければならない。そうしなければ、9条の文言を守りながら、平和を崩壊させることになる」
「自衛隊はやはり違憲である。この違憲状態を長年にわたって誤魔化してきた結果、解釈改憲が常態化し、立憲主義の崩壊を招いた。9条と立憲主義を守るならば、自衛隊を廃止しなければならない。しかし、それは今の世界情勢下では不可能だ。残念ながら9条では平和と立憲主義を守れない。自衛隊の軍事行為に歯止めがかかっていない。9条は平和を守る手段である。目的と手段が入れ替わってはならない。私は平和を守りたい」