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戦後体制の理念の面で与野党ともに課題があって経済政策だけで与党圧勝の流れは政治にとっても国民にとっても危ういのではないか?について総括としてクリスマス前に書き留めておきます。


与党圧勝の理由は報道機関の指摘にあるように、与党のアベノミクスや経済政策に代わる野党の提案不足の消去法によるものであるのでしょう。しかし、戦後最低の投票率で自民党への投票率は全有権者のわずか17%とは‥民主主義の根幹が揺らぐ危機感もあれど、これは前述したように政治に関心を持たなくてもよいまだまだ全世界では相対的に平和で繁栄し、生活には支障がない豊かな日本の幸せな姿なのかも。


ただし、私的で危うさを感じるのは次の点です。



①安倍首相個人の理念と思想。戦後70年である2015年の終戦記念日に未来志向のみの後退した歴史認識の談話が発表される可能性があること
②財政再建や年金問題、三本の矢の3番目成長戦略への道筋、それに伴う負担や痛みへの道筋が未だ見えてこないこと
③改憲、領土問題、集団的自衛権や沖縄基地問題などに代表される安全保障政策、エネルギー政策など国民の意見が分かれる政策へのお墨付きを与えてしまうこと
④ ③に関して「中道左派」を代表する一定の力のある政党が存在しないこと

かな~と。