6/26


山本一郎

・日本は「右傾化」というよりも「保守的態度の浸透」と呼んだ方が実態を正確に表している

・いま日本社会が抱える右傾化という命題は、単に内向きで民族主義的な観点での発想ではなく、

国内経済や世界政治の中で日本人の危機意識の現れであり、防衛本能

・中国の飛躍的成長がアジアの新しい秩序の構築と新たな米中対立の枠組みが発生し、その最前線に日本がある

・一連の右傾化現象は本来語る本質ではなく、旧秩序を護持するアメリカ側で繁栄を続けたい日本と、新秩序を打ちたてアジア全体を勢力下に納めたい中国との利害対立という大きな環境変化に見舞われて、日本人が肌感覚で生き残りを図ろうと模索した結果