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後藤田正晴

「戦争の体験というものをまるっきり知らない世代の人たちが、知らないがゆえに、過去の歴史の教訓というものに思いを致さず、安全保障や防衛の面で前に進みすぎるのではないかという危険性が非常にある」

「私は歴史認識のない人間は信用できないと思っている」

「アメリカぐらいね、戦争している、あるいは海外派兵している国はありません。これにいつまでもお付き合いできますか?集団的自衛権の行使っていうのはちょっと考えた方がいい」


内田樹

「役員会での議論や他社との交渉や密約を逐一全従業員に開示する会社はありませんし、従業員の合意を得なければ経営方針が決められないという会社もありません。そういう集権的、非民主的なシステムの方が金もうけには効率的だからです。ですから、「デモクラシーは経済活動には非効率だから制限すべきだ」と考える人たちが特定秘密保護法案を支持しています」


樋口陽一

「3.11の原発災害で私たちは原発は安全という神話にだまされていたことを知った。今後政府のうそにだまされず、主権者として公のことがらの基本を動かし、未来への責任を果たすため、国民には問題の所在を知る権利がある」


岡留安則

「省庁幹部の情報が特定秘密とされれば、スキャンダルや不正経費流用が暴かれることもなくなります。市民運動や、批判的な学者も打撃を受け、世の中は委縮する。見ざる、言わざる、聞かざるが一番いいという雰囲気になれば、国の活気すらなくなるでしょう」