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掃除に学んだ人生の法則/致知出版社
¥1,470
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掃除の神様、イエローハット創業者鍵山秀三郎氏の本。

ゴミをしかるべきところでないところに捨てるという行為が信じられないですが、これが今の世相だし、

リーダーの責任でもありますね!





「できることなら、辛かったことや嫌な思いは自分のなかにとどめて、人に伝えていかないようにしたいものです。それもストレスとしてためてしまうのではなく、すべてを自分のなかに受け止めるような人間になっていただきたいと思うのです。一人ひとりがそれを心がければ、世の中は必ず良くなっていくはずだ、と私は信じています」


「十年偉大なり。二十年畏るべし。三十年にして歴史なる。」


「些細なことを、何の見返りも求めずにやり続けること。続けるということが、いかに偉大な力を持っているかということを心底実感しています。どんな苦労も自分のなかにとどめ、昇華していくことで、世の中を少しでも良くしていきたい」


「自分に利することでなくても、遠い将来、社会や国家に益することであれば、進んで引き受けていく姿勢を備えてこそ大人になったといえましょう」


「人を少しでも楽させよう、幸せにしてあげしょう、と考えるところに悩みは生まれないのです」


「私たちの身の回りに起こることは、決して楽しいことばかりではありません。むしろほとんどが、自分の意に沿わないこと、嫌なことのほうが多いといっていいでしょう。しかし、その一つひとつは、決して無意味ではなく、むしろとても大きな意義がある」


「人の心というものは、小さなゴミ一つによっても乱されるもの」


「いい社風を創るためにはまず会社、そしてトイレ、車、道路をきれいにすること」


「日本人の顔はとても険しく、卑しくなった」


晏子「益はなくても意味はある」


・個人も組織ももっと開放的で明るくありたいもの。そのためにも他者を受け入れる広い心を持つことが大切


・紳士の条件は、恥を知り潔くある、礼節を弁えて謙虚である、社会正義に対して自己犠牲を厭わぬ心構え


・心の大きい人は、自分のことだけでなく、いつも他人のことを思いやることのできる人、自分の家族や会社のことだけでなく、自分を取り巻く地域社会、さらには国家、地球、宇宙との調和まで考慮して生活する人


トルストイ「一切の不仕合せは、不足から生ずるものではない。有り余るところから生ずるのだ」


J・S・ミル「真の自由とは他人の幸福を奪うことなく、自分自身の幸福を追求すること


北御門二郎「幸せの条件は三つある。

一番目は、いくら受けても受けても飽きない、飽和しないものである。

二番目は、いくら人に与えてもなくならない、尽きないものである。

三番目は、いかなる場合においても色褪せない。人生が終末を迎えたときでさえ、色褪せないものである。」


・お父さんは大変だなあ。お母さんは大変だなあ。わがままなんでいえないなあ、そういう思いになるところまで親が努力をしているか、それが最大の教育


「ホテルにはすべてが揃っておりますけれども、私はバスタオルは使いませんし、浴衣も使いません。バスローブなんかは使ったことがありません。洗面道具は自分の持っているものを使います」


花森安治「豊かな暮らしとは丁寧に暮らすこと」





「凡事徹底」で有名な鍵山氏。目の前の凡事に対処することができない人にどうして大きな改革ができましょうや。学ぶことってホントにいろいろありますね!