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坂本龍一
「個を滅して公に仕えるっていう心情が、21世紀になっても日本人の中ではとても強いでしょう。」
鈴木邦男
「みんな自分の言葉を組織の中で言うことはわがままで全体を壊す、と言います。だからみんなが自分のことを言わないで一つの意見になってそのまま突き抜けていってしまう。さらにそこで立ち止まることができないんですよ。ましてや引き返すことなってできません。日本には個の自由がなくて、何か個を消すことが当たり前のように思われてますよね」
週刊新潮と山本太郎について(私見)
私は、マスコミや文化人、有名人とその背景にある政治思想の匂いに敏感です。
山本太郎氏が反原発を掲げて先の参院選で当選したことは記憶に新しいのですが、
山本氏は組織も地盤もなく、反原発を掲げたがために、俳優の仕事の大部分を失った実績と体験を積み重ねた人です。
政治的な立場がどうであれ、現在の状況からすれば彼を育てなければならないと思います。
なぜなら、彼が市民の心情に近い立場で当選をした数少ない国会議員だから。むろん彼リベラルだからでもあるのだけど。
自民一強時代において、この存在は貴重です。
週刊新潮は、あえて彼のスキャンダルを報道するのは間違いとは言いませんが明らかに政治的な意図、与党の政策に反対する少数派つぶしの意図もあるものと思われます。中国にしても、そのいかんところを報道することも事実としては必要でしょうけれど、中国を敵に回す世論を形成して国民感情を煽り立てても、それが国益になるかと言うと甚だ疑問なわけで、この雑誌にもともと期待してはいないのだけれど、まともなジャーナリズム精神を見せてもらいたいところ。
