9/17
「今の米国の国家目標は財政再建と輸出倍増だ。そのために巨大市場を抱える中国を封じ込めるのではなく、抱き込もうと努力している」
「もはや米国にとって集団的自衛権は未意味で、日本の動きに冷淡な態度を示さざるを得ないだろう。」
「北朝鮮が核を使う可能性は低い。核を持っているのは攻撃を受けないため。自分から使えば米国や韓国の反撃でつぶされるから、一応抑止はきいている」
「中国が尖閣諸島の領有権を主張しながらも棚上げでいいと言うのは日本の実効支配を認めるに等しい。互恵関係回復に妥当な落としどころだ。首相は中国包囲網をつくろうとしているようだか、米国、韓国、豪州は加わらず、成功しないだろう。安全保障の要諦は敵を減らすことだ。的になりそうな相手はなんとか中立にすることが大切で、あえて敵を作るのは愚の骨頂だ。タカ派の平和ぼけは本当に危ない」
「二月の安倍首相の訪問時、米側が集団的自衛権は議題にしない、と通告し、会談後の共同記者会見も行わず、六月の北アイルランドG8サミットでの日米首脳会談も拒否した。米国の国家目標は「共産圏封じ込め」から「テロとの戦い」を経て、「財政再建、輸出倍増」となった。安倍氏は米国の厄介者の地位を固めようとするかに見える」
専門家の田岡氏が指摘するように、集団的自衛権行使容認に向けた政府の取り組みには首をかしげます。