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鵜山仁

「憲法は理想と思われているが、何十年後何百年度、長いスパンで考えたら、理想がより現実的なものになるかもしれない」

「個の利だけを考えていると、長いスパンでは時として個の利が裏切られてしまう。反対に公の利のために、と自らで考えず、きれいに聞こえる言葉を受け入れてしまうと、支配・被支配の構造が作られていく壊さもある。だから個か公かのどちらか一方だけに執心せず、葛藤や緊張関係を大切にしています」


石原燃

「現実に合わせて憲法を変えても現実は変わらない。何十年、何百年先を見据えている憲法に向けて、現実を合わせていった方が現実は変えられる」


小林節

自民党憲法改正草案について

「例えば24条は『家族は互いに助け合わねばならない』とある。ほんと余計なお世話だね。憲法が国民の私生活や道徳に介入すべきじゃないんです」

「国旗・国歌は国の象徴、いわば国民の人格の一部なんです。日の丸はともかく『君が代』は天皇制の賛美歌として用いられた記録があり、反対論もある。国民的合意がないのに『憲法に書けば勝ち』じゃない」