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民主党政権の立役者元首相、鳩山氏。


氏のリベラルな思想、東アジア共同体への想いってのはとてもいいのだけれど、

現実に負けたこの経験が今後生かされるのでしょうか。


「日本の現状に満足していたのなら自民党政権を続けていればよかったんです。既得権の環に入れた一部の人たちが利益を享受し、多くの人、特に社会的に弱い人は努力しても報われない社会になていた。それではいけない、政官業の癒着を排し、既得権を打破しよう、そして社会的に弱い人に光をあて、人の幸せを自分の喜びを感じられる社会をつくっていこうと。それが民主党の原点です。しかし、政権交代を果たし、最後は財務省という最大の既得権の応援団になってしまいました」


「巨人、大鵬、卵役、そして自民党なんですよね。強いものには強くあってほしい。好き嫌いに関係なく、自民党はどこか日本人の心のよりどころになっていると思います」


「情があるんですよ、自民党には。情はしばしば腐敗に結びつくのでやっかいですが、翻って民主党は理論的だけど冷たい。自民党の柳のような強靭さは政治にはやはり必要です」


「日米同盟さえ守っていれば幸せなんだという錯覚が官僚の間で共有され、それがマスコミに伝わり、世論を形成している。アメリカの意向を付度することがごく自然なこととして行われています」


「この国が本当に成長するためにはもう一度アジアの中に入っていく必要がある。日本だけが過去の歴史の問題で立ち止まって、停滞を続けるのは極めて惜しい。もっと平和なアジアをつくるためにも、まずは日本が過去のことをきちんと認めるべきでしょう。リベラルの旗を取る政党が必要です」