2/27


鈴木邦男


「僕は極端に言ったら、日の丸や君が代がなくても国は愛せると思っています。極端に言ったら、憲法がなくても国は愛することが愛国だと思うし。国旗・国歌・それから憲法も、西洋列強に伍していこうという意識からできたわけ」


「世界の国歌のほとんどは軍歌と革命歌です。革命と独立戦争でほとんどの国が近代国家を作りました。そうすると日本は、そうじゃなくて、戦いの後の世界というか、平和な世界を歌ってるんです」


「オーストリアが国歌を公募して作ったように、日本も国民全体がものすごくやる気の出る歌をを作って、みんながそのもとにまとまったらかえって危ないんじゃないですか。日の丸君が代のように戦争の血で汚れた、後ろめたさを持ちながらやってる方がいいでしょう。戦争と全然関係ない新しい歌・新しい旗で、我々の理想を象徴するんだ、ってなったら危険です。謙虚にじくじくみんなで言ってる方がいいんじゃないかと思います」


「明治以降の天皇制のように天皇は全部支配するという形は僕は反対です。憲法を改正しようとする人たちは天皇を元首にしようとしています。そして自衛隊を国防軍にして核も持つ。戦争するとしたら元首のサインもいるのかなあって。そういう形で天皇を巻き込むのは僕は反対です」


鈴木氏は右翼なんですが、この人・・・とてもリベラルに見えますね。

安倍政権時代に変わり、今まで結論の出なかった憲法、領土問題、天皇制・・・

そうしたものへの議論や方向性が示されようとしていますが、出来うることならば、日本の未来のために、

世界の趨勢に合わせ、反動ではなく進歩的・理念的方向に解決をさせるきっかけになればいいとは思います。