明日は総選挙。海外で選挙を迎えるのはアメリカで迎えた2005年の小泉選挙以来2回目です(^O^)

奇しくも、韓国も大統領選挙が同時期にあって日韓のトップが交代することになりそうですね(^O^)

私は政治学を勉強してきた人間として、人類が先人の努力と犠牲の歴史のなかでやっと得てきた民主主義という厄介な、でも今の時点ではやむを得ない成果を守るためにはそれなりの理由でもって投票してきました。

学生時代に住民票を移していなくてやむを得ず一回だけ棄権したけれど、それ以外は今回の期日前投票も含め、何とか国民としての権利と義務を行使してきました。投票に行くにしても行かないにしても理由と意味を持って有権者が臨んでくれたらこの国の民主主義はより成熟に冷静に発展していくと信じます。

今回は領土問題や北朝鮮問題で政治的には何かと火種のある韓国の訪問です。まだまだビジネスとしての成果は出ていませんが、海外のビジネスは人間関係から入って絶対的なものが出来れば意外にスムーズにいくものなのでその点は楽観的に考えています。

韓国は今でこそウォン安や家電メーカーの勢いで経済成長を続け、国内市場の小ささから海外への巧みなマーケティングで日本を脅かすあるいは追い越した分野もあるような存在になっています。意外にも見えますが韓国製品の中間材や部品の相当数の割合で日本製が使われているものがあったりするのですから。

彼らとのビジネスは、とても動きが早くて私もメールや電話で即答を求められ、彼らのスピードについていくのに必死です(^O^)

対外債務国として巧みに必死に働いて立ち回らないといけない韓国人の立場が韓国にいるとすごくよくわかるつもりです。

日本はアメリカを通してしかものを見ない、ということが寺島実郎氏ら知識人の指摘がありましたが、これからはなおいっそうアメリカとうまく対峙しながらアジアの発展についていって、必死で活動しながら、アジアの目を養うことが、日本人自身の明るい未来のために必要なのだと思います。

総選挙ですね。今回は韓国人の友人たちもその行方を心配していました。本当に選択の難しい選挙ですが、日本の発展はアジアとともにあるわけでそういう視点を持ちながら政治の建前主義が経済交流の足かせにならない選択を本当にお願いしますm(__)m

今の政治の不満は、日本が人口や経済が下り坂局面を迎えていることと無縁ではありません。そういった閉塞感を打破するためには、アジアの発展の時流に乗り、デフレを克服しないといけませんが、それもなかなか困難な部分を抱えているが故に対外的強硬策や弱者への風当たりなど少しお門違いの方向に持っていって欲しくはありませんねえ。

私はジャーナリストになりたかったから、政治学の理念としての世界平和とか国境なき世界とかを夢見ていますが、それが叶わぬが故の批判と不満があったことは大半の有権者がもっているものと同様です。

それが自らリーダーとして企業経営や団体役員をさせてもらったが故に近年、与野党の政治家、大企業の役員、エリート官僚など、より大きなリーダーとお会いして、その過酷さ大変さ、理念と現実への対処、必要なしたたかさ、そういったものを学び中です。批判や不満は問題解決の重要な視点ですし、彼らへの批判を受容する社会はそれを許さない社会よりも健全なのですから、これかの解決にはベストは難しいけれどもベターな選択をしていかないといけないつらさもあるんだなあ、と。

日本はとてもいい、恵まれた成熟した国であることは海外に行ってよりわかります。問題はたくさんあるけれど。その中でリーダー達の実態に触れ、アジアから見た日本を見据えることを忘れないように総選挙を帰国時に見守ることにしましょう。




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