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橋下徹 大阪市長
「東京にいないと何もできないという発想じたいが古いんです。そもそも、直接会ったり、電話で長々と話さないと意思疎通ができない人では、山積する問題をスピーディに処理できない。会議なんて開かずともメールのやり取りで充分」
橋下氏は、日本維新の会を立ち上げ、第三局の政党としては最も期待度が高い政党を率いています。
民主・自民に期待を寄せていない保守としてのスタンスから危なっかしく警戒しており、リベラル勢力の不甲斐なさを残念がっているのですが、橋下氏のパワーの源になる氏の情報処理能力、理解力には注目されるだけの能力があることは本当のことですね。
ある議題を橋下氏が関係者に一斉メールし、返信メールに意見をつけ、緊急度合いをつけてその日のうちに方向を出す。こういうやりとりは確かにスゴイ。何度も書いているように橋下氏の政治思想は好みでなないけれども、力を認めます。
石井淳蔵 流通科学大学学長
「理論は起こった現実を前提にしてつくられる」
森田実 政治評論家
「政治の最も大切な使命は、平和を守ること。殺し合いをさせないことです。ところが自民党も民主党も、平和を語らなくなった。財界人も同様だ。このまま中国との経済関係が壊れれば、日本は沈没してしまいます。経済人こそ真っ先に日中の友好を説かねばならないはずなのに」
「マスコミは、「戦争をやらないから日本人の根性が腐る、平和は毒」などと扇動している石原を批判しません。理想や理念、人類愛といった善なるものを茶化し、捨てさせようとする橋下のような男を改革派などと持ち上げる」
孫崎享
「今では東アジア共同体を正面から議論する政治家はいなくなりました。2010年の数字では日本の対外輸出のうち米国は15%しか占めてないのに、東アジアはもう38.5%です。どちらを重視すべきなのか明らかなはず。もはや外務省では「なぜ米国と一体化することが利益になるのか」という議論すらなくなっている」
ガバン・マコーマック
「おそらく近現代史で、日本ほど異様に他国と従属関係にある国は存在しなしでしょう。日本はワシントンの指導を喜んで受け入れ、進んで隷属化している」