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政治アナリスト伊藤惇夫氏の講演がありました。


いくつかポイントメモ。


総選挙後の構造が見えない(政界は「応仁の乱」的な流動化状況になるのではないか)

・過去の総理大臣の特徴は ①一日でも長く総理をしたい ②解散を自らの手で行いたい ③歴史に名を残したい という意思が強い人が多い

・野田総理大臣は、総理になって太った唯一の総理。(激務とストレスで痩せる人が多いが、野田総理は運動不足と酒では?)また野田総理はどんな人にでも温和な話し方をする美点があるが、誰にも怒鳴らず冷静なのはある種怖いところも

・民主党の欠点は、政権交代を目的に政策理念がないことにある

・「維新」という言葉を簡単に使って欲しくない-維新十傑のうち明治10年まで生きたのは一人(岩倉)だけ

・中曽根康弘は総理になったらしたいことを議員時代からノートに30冊以上したためてきた

・(鳩山由紀夫元総理)善意の人の失敗は始末が悪い


ちなみに、

維新十傑とは、


・薩摩 

西郷隆盛

大久保利通

小松帯刀

・長州

大村益次郎

木戸孝允

前原一誠

広沢真臣

・肥前

江藤新平

・肥後

横井小楠

・公家

岩倉具視


10名を指すそうですが、岩倉具視以外はすべて明治10年までに暗殺や病没しています。

維新は命がけの時代で、維新は命がけで変革をしていこうという志には違いないのですが、

明治維新の時代は、無血革命とはとても言えない厳しい時代だったのでしょうね。