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小生が産まれた年は、この件をはじめホント大きな出来事が多かったように思います。


・あさま山荘事件(2月)

・沖縄返還(5月)

・田中角栄内閣誕生(7月)

・日中国交化(9月)



今日は日中国交正常化40周年の記念日だそうです。

1972年の日中国交正常化は就任して間もない田中角栄首相の尽力が大きかったと聞きます。

その過酷な交渉の詳細は追って学ぶこともあるでしょう。


現在、残念なことに、領土問題により、記念式典の「中止」で日中関係はギクシャクしています。

確かに領土問題は国益に直結するし国民感情の問題もあるのだけれど、

解決に到るまでにはゼロサムゲームになりえないわけですし、

こういう争いが結果的に国益を損ねてしまっているのは本当に残念です。




確かに中国とのビジネスはとても難しくて日本人の知恵で中国人をこなすことの難しさを日々痛感しているわけですが、


歴史的に、中国は過去最先進国であり続けたし、日本はそれに学んできました。

これが今世紀中に米国を上回る世界一の経済大国になるわけですから、

中国は世界覇権国に戻るわけであり、彼らとの交流を通じて経済的発展を図ることが日本の生きる道です。



その方法は、妥協をしなさい、ということではいかんでしょうし、善意が相手の善意を導くほどこの世界甘くはないわけですから、その時に「国家」という視点で考えることと、「国家」という視点から離れることが大事なんだろうな、と想像します。


昔と違うことは、交渉という闘いは外交でも政治でもビジネスでも常に存在するけれども、

武力を用いた戦争は、このグローバルな世界の中で経済的な損失がかえって大きいこと。

第一人間の生命と引き換える価値のあるものではないということ。


そういうことを世の中のリーダーがなんとか理解してくれていると思われるのが救いでしょうか。




落ち着いたら一度久しぶりに上海や北京を訪れたいものです。


落ち着くかなあ。