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少し前に総会に出席したときに、

お世話になっている、

カーボンフリーコンサルディング 中西社長からは、「戦略的CSR活動」に関する講演がありました。

ここでいくつかのキーワードがあるのでメモさせていただきます。


・これからの企業経営のトレンドはCS(顧客満足)のためのES(従業員満足)

・Scope3が重要になる

【Scope3】

これまでは企業自身が直接排出した温室効果ガス(GHG)排出量が該当するScope1(化石燃料・天然ガス等)と間接的に排出したScope2(電力等)の管理が必要となってきているが、これからはこれに加え、企業が間接的に排出するサプライチェーンでのGHG排出量としてScope3(製造、輸送、出張、通勤等)を管理し、対外的に開示する動きが強まってきている。

・トリプルボトムラインが企業経営の前提

【トリプルボトムライン】

企業活動を、経済の側面のみでなく、環境と社会という側面からも評価しようという考え方。「ボトムライン」とは、利益や損失などの最終結果を表す財務諸表の最終行の意味で、これまで経済面に偏っていた企業活動の評価に、社会や環境への貢献や負荷も含めようという意味が込められている。CSR(企業の社会的責任)の代表的な提示手法のひとつで、CSRレポート制作のガイドラインとしてデファクトスタンダードの地位にあるGRI(Global Reporting Initiative)ガイドラインも、この思想をもとに作られている。

・CSRは不祥事を未然に防ぐ効果がある

・CRM(Customer Relationship Management)戦略を使え

社会貢献活動を行うもしくは支援することによって、販売促進を図る戦略的マーケティング



専門用語が多く、難解なイメージがありますが、

社員の物心両面の幸せを前提に会社があり、

会社の構成員である社員がお客様を含むすべての関係者に提供するサービスの質が取引に繋がるのであり、

会社の存続のために、時代とともに変化するビジネスモデルと採算があり、

社員満足や社会貢献活動が結果的に顧客獲得に繋がっていく、

これまで、コストと捉えられてきた概念がwinwinの関係を保ち、会社を存続させるための必須となっているのが時代の流れでしょうか。


でも、これって黒字経営が企業である以上前提なのだから、もっとハードルは高くなりますよね^_^;