7/11


これまでの経験で、思い込みや信念を持ついい面と危険性を体感して

感じていることは、


「逆も真なり」「二心をもつ」

という発想も大事だいうことです。


「一心」が誠実で真面目で、そうあるべき的な考え方があるのですが、

複眼的な見方というものも一方では大事なのかな、と。


例えば、

お金はとても大事だけど、それだけでは幸せではなくて、お金で買えないもの、も大事だということ。


正直なことはとても大事だけれど、自分の思っていることそのまま出すことが正しいわけではない。

他人に配慮し、自分を守り、他人に尽くすための「嘘」は必要な部分のあるのだということ。


真面目なことはとても大事だけれど、真面目一辺倒では自分の体と心がもたない。適度にいい加減で不真面目な部分も「真面目にとっていく」ことも大事だということ。


世界平和のためには、武器なき平和が理想だけれど、自分たちを守るための軍隊や市民の意志や自由と権利などそれぞれの判断はあれど、武器となりうるものを適度に持っておくことも大事だということ。

優しさはとても大事だけれど、本当の優しさは他人を思いやり自分に課すための厳しさを持ってこそだということ。

仕事はとっても大事だけれど、家族もプライベートも相互のバランスをとってこそ自分の幸せがあるということ。


理性はとっても大事だけれど、人の心を動かすのは、感性だったり感覚だったり激しい感情があってこそだということ。


理念と理想を持つことはとっても大事だけれど、現実をふまえ見据えて実績を残すことも大事だということ。


人間は、自分が一番正しいと思い込んでいる生き物であり、今までの経験や理論で学んできたことを糧に日常の判断をしている生き物であり、今あることやっていることがこれからもずっと続くと錯覚している生き物かも知れません。


それがわかっているなら、自分を変える原動力となるものは、自分と異質な他人の存在です。


異質なものの中で、場合によっては今までの自分が否定されるかも知れないこと、今までの思考の組み合わせを変える可能性があるものを場合によっては受け入れて糧とする器量も大事だと言うこと、そういう実例をこれから示していく必要がある、と感じています。