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最近は、審査を受けるにあたって、規格がどうのこうの、ということはあんまりありません。
でも、ISOの構築は学習しさえすれば出来るものなのですが、
これをその会社のやり方に沿った内容のものにすること、使う側すなわちスタッフが分かりやすいものにすることが大事なのだということなんだろうと思ってます。
また、この規格で大事なのは内部監査。これがスタッフの仕事ぶりだけでなく経営面からの目標に対する履行状況もチェックの対象になることは、ISOからの一種の強制力のいい面で襟を正すことに繋がりますし、結果的に事故が減少傾向にあることはとてもいいことです。
最近の企業経営のトレンドはふたつあるように感じていて、
・企業が提供しているサービスや製品に対して顧客がどう思っているかが肝心であること
・企業の存続はそこで働くスタッフの満足を前提としていること
すばわち、CSとESの真の意味での追求と実践こそが企業の長期的存続や発展に繋がる、という考え方。
それらを含んだ規格が
ISO26000という組織の社会的責任に関するガイドライン規格なんだろうな、ということなのです。
このガイドライン規格は
組織統治 (organizational governance)
人権 (human rights)
労働慣行 (labour practices)
環境 (the environment)
公正な事業慣行 (fair operating practices)
消費者課題 (consumer issues)
コミュニティ参画及び開発 (community involvement and development)
6項目に関するガイドラインが示されている通り、
これらのことが企業経営にとって大事だと言うことを教えてくれそうです。
ISO26000のトレンドはどう社会に反映されてくんでしょうね?