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理事を務める、一般社団法人日本ELVリサイクル機構(JAERA) の理事会・総会が東京にてありました。


この団体は私の勤務先がさせていただいている自動車リサイクル事業の業界団体として、

自動車リサイクル法制定への危機感や対応のために各地域の自動車リサイクル・部品などの業界団体が集まって設立した組織です。


私は、四国ブロック及び自動車リサイクル技術担当理事として、2年間お世話になりました。

四国は4県理事を持ち回りしていたのですが、この度の総会で中国ブロックと統合になる関係で

私は、理事を無事退任させていただくこととなりました。



総会では全議案が承認されました。

総会での理事選任後の理事会で、新理事が代表理事に選任されるなど、

業界の危機感を反映した異例の役員人事となりました。





自動車リサイクル業界は、転機を迎えていまして、

自動車リサイクル法の制定や資源価格の高騰により、

コンプライアンス(法令順守)と廃車の不法投棄防止が進みつつある一方、


日本国内の、自動車販売台数の減少傾向は、人口減・経済的な理由などにより中長期のベクトルとしては変えようがありません。


また、それによる同業者間の競争だけでなく、廃車がオークションに出品されるなど異業種競争も激化しています。


一方では、地方の零細企業の勤務先を世界に向かわせたのも自動車中古部品の輸出事業の具現化があったからです。これが10年でほぼ順調に推移していることを見ると、グローバル化への対応は益々必要となってくるでしょうね。


この業界団体の役員をさせていただいて、各県の先輩方のご指導をいただきながらも、

身近に、経済産業省・環境省キャリア、そして自動車メーカー様らと身近にお話しができたこと、

それにより、官僚の論理・メーカー側の論理(これは悪い意味で捉えているわけではない)を少なくとも理解することが出来たことは大きな学びでした。


これからも、ウエイトは少なくなりつつも、この業界と団体には関わっていきます。


何でも「もっともっと」を追い求めてきて、そろそろ一杯一杯のところを少し余力をつくっておくことも大事な年齢になってきたなあ、と改めて感じました!



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