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アランの幸福論について
- 幸福論 (岩波文庫)/アラン

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・気分に逆らうのは判断力のなすべき仕事ではない。そうではなく、適度な運動でも与えてみることが必要なのだ
・自分は不幸だという焦燥や不安、苦悩や怒りといった情念にとらわれている人は、まず理屈であれあれこれ考えるのをやめたほうがいい。その代わりに体を動かしたり、他人に微笑みかけたりするなどの簡単な行動を意識的に起こすことが大切
・「しあわせだから笑っているのではない。むしろ笑っているからしあわせなのだ」
・幸福になるのは人として誓わねばならない義務だ
・「あなたが幸福になることはまた、他人に対する義務でもあるのだ」
・「人に幸福を与えるためには自分自身のうちに幸福をもっていなければならない」
ニーチェ
・幸福を掴みたいのであれば、まず自分に自信を持つことである。自信のない人間ほど他人の評価を気にしやすく、自信のなさから他人を中傷したり、罵倒したりして優位に立とうとする
・人間性を高めるには、頭で生き方を考えることではなく、とにかく今を精一杯生きることだ。生きた道が人生になり、幸福とはそこについてくるもの。幸福のことばかり考える人生ほど不幸なものはない。
宮沢賢治
・世界が全体幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない
・みんなが幸せになることが自分の幸せ、でも真の幸せに至るためには、いろいろな悲しみも含めて、あらゆる経験と感情を心の地層に積み重ねなければならない
・あらゆることを自分の勘定に入れないことによって正しい判断を下すことができる
・「雨ニモマケズ」ひたすら人のために行動する力を持っている人間が集まったときにできる共同性こそ、今後の社会に必要なもの
五木寛之
・親鸞の人間性の土台には、生きるために殺生をしたり、嘘をついたり、騙したり、といったことをせざるをえない世間一般の生活者のことがありました。罪ある者としての自己、思い矛盾を抱えながら生きる、こうした人のことを「罪業深重の凡夫」と言い、その人たちが救われる道を指し示したのです
・現代人の不幸は、信じることのできない「不信の時代」を生きているということ
・一つ確かなことは、私たちの時代が下山にさしかかっているということです。いつまでも登山があるわけではなく、いつか下山しなければならない。でも文化も国などが下山にさしかかったときに成熟します。それこそが余裕であり豊かさになるはず。
豊かさと幸福は進化から深化を求められるようになっているんでしょうね。