5/19
午前中仕事して午後に高知に移動し、
四国再生資源組合連合会総会に出席致しました。
長い歴史がある会なので業界の重鎮方と再会出来る貴重な機会です!
業界紙日刊市況通信社のT編集長の講演。
その要旨は次の通り。
・欧州のソブリンリスクにより、欧州の実体経済に影響が出てくれば、欧州向けを最大の輸出エリアにしている中国の実体経済への影響は避けられない
・全世界の経済が減速に向かうが、中国は国家主席の交代もあり、その時期に合わせた国内テコ入れをする可能性あり
・鉄スクラップは、日本電炉最大手東京製鐵が年間240~260万トン、新日鉄ら高炉は1200万トン購入し、
国内からその40%を調達する
・東京製鐵は昨年(2011年)57回の建値変更を行い、今年も5/19現在24回変更を行っている。これは東鉄が需給というよりも機械的な指標(為替・株価・その他経済指標)を元に価格変更を行っているに違いない。
・今年の相場は、以上の状況から高値は期待しにくいが、需給は悪くない、従って上がらないが下げも限定的
・鉄鉱石が2000年に30㌦/tが昨今150㌦/tとなっているのは、需給状況だけでは説明できない。原油価格の投機的な動きに連動したものだ
・行政を動かすのは同業組合・団体である
・今年の鉄鋼業界は、JFE系電炉統合、新日鉄住金にあるように、系列電炉の再編もありうる
・日本の鉄スクラップは発生量のうち16%が海外に輸出されているが、そのうち90%が韓国・中国・台湾であることをみると、もはや東アジアは鉄スクラップの地域流通網を形成している。ただし、為替変動の壁がある
・欧州ソブリンリスクが解消しない限り、マネーが円買いに向かうので円が強くないにもかかわらず、円高は解消しない
・欧州ソブリンリスクは、政府が言うことを国民が納得していないこと(ギリシャとフランス)ドイツも同様。リーダーなき難しい時代である
・原油が100㌦を超えると、代替エネルギー(シュールガスなど)が出てくるが、鉄のに代わる材料は現時点では、ない。それが鉄とそれに関わる業界の強み
・世界的にマーケットボリュームが増える。(鉄鋼生産量は全世界では増え続ける)日本の業界は工夫が足りない
・この20年ニュービジネスが鉄リサイクル業界で生まれてきた。可能性はまだまだある!
総会・懇親会終了後は、高知の定番屋台へ!
定番の餃子二人前!高知の繁華街にいる人々は昼から飲んでるし、夜も楽しく飲んでます(;^_^A
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