5/2
ミャンマーのレポートを箇条書きで。
昨年から民主化の動きが加速してきたかのように見えるミャンマーです。
今日(5/2)は、偶然にも国連の潘事務総長が首都を訪問し、スーチーさんも議員として国会に初登院していましたので縁を何となく感じるところ。
首都は内陸部のネピドーに移り、旧首都のヤンゴンは経済都市として発展が見込まれています。
ミャンマーは「癒しの国」というイメージがありましたが、その通りで、
月100ドルにはるかに満たないサラリーマン月収という所得水準の中で貧しいはずなのにあくまで印象ですが、全般として人々は素朴で生き生きとやっている人が多く見受けられ治安の不安は感じませんでした。
しかし
・ガソリンは配給制
・車は制限多く税金やナンバー料がバカ高い
・街中を走る車は高級車がある一方、昭和モノのボロボロの日本車がウヨウヨ
・通過はドルはOKだが円が直接交換できない(サミットパークビューHは裏で出来るそうな)
と、軍事政権時代からの長年の停滞の各種インフラの不足はタイと比べても大きく見劣りします。
民主化といっても遅々としたもので表面上の動きは海外の報道ほどではない、と現地の友人は言ってます。
とはいえ、ヤンゴン市内は緑も多く、穏やかなのんびりしたいい街です。
これからは、全般としては民主化による各種制裁の緩和が行われることを「理由」として
鉱物資源やインフラ整備、不動産投資などを目的として
欧米の投資家や日本の商社の動きが活発化しています。
それがミャンマーのためになるならいいですが、我々が潜在的に持っている「資本主義の論理」の押し付けになってミャンマーの人々のこころまで蝕むことがないように投資をしてもらいたいものですがねえ。
中小企業の端くれの立場、としては同じことはできないんで、地道に友人とやっていきます。
日本からミャンマーに来ると、
貧しくとも何とかやっていて、信心深く、がんばって働いている子どもたちの姿を見れば、
格差だ、競争だ、増税だ、とひょっとしたら日本人の心の闇の部分を抱えている大人も子どもたちも、少しは価値観を見直すことが出来るのかも知れませんね。