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韓国出張中につき、感じたことをまとめてみます。
韓国は今回わずか4回目。行き慣れた人がたくさんいる中で私にとってはホントに近くて行ってない国です。
ビジネスでは、業界としては繋がりが深い(製鉄原料の輸出実績が業界としては圧倒的)けれども
一部の輸出物品と、ゴルフの仕事をしている時に韓国メーカーのマシンを輸入していたことくらいだったので。
親友・恋人・夫婦・家族・親戚って利害関係も深いですし、お互いによく知っているだけにお互いがお互いを求めるあらゆるレベルが高くなって不満が出てきがちなのは世の常ですが、
国家でも同様で、日本と韓国・北朝鮮・中国・ロシアなどの近隣諸国は人的・経済的結びつきが強いことは当然ながらも様々な問題を抱えています。そういう国家間の問題(「国益」がバッティングすること=何をもって国益をとするかは議論の余地があるが)が悪いイメージとして、これらの4つの国やその人々を毛嫌いしてしまいがちの気持ちもわからないわけではありません。
でも、マスコミの報道と実態の乖離ってホント大きくて、
実際に体験しないとわからないことって多いものです。
報道っていうのは、ある動きのあるターゲットを集中的に取り上げるので、
その部分は事実であったとしても、全体の実態とはかけ離れている場合も多いのです。
だから、北朝鮮以外の国を一応訪問して現地の方々と浅く接している限りはみんな親日だなあって感じるんですね。もちろん、浅く接しているからでもあるし、商売相手としてはみんなかなり手ごわいのですがね。
それでも
特に韓国は、街の表情からあらゆる勢いを感じますね!
来るたびに人々や街が洗練されて、日本と同じ感覚が多いと感じますし、
ワールドカップ開催(2002年)や冬ソナブーム以降の「韓流ブーム」現代文化の結びつきがますます強くなっていますし、
それがハングル文化のカッコよさの雰囲気を感じるところでもあるのです。
韓国経済や企業は、日本のそれ以上に勢いを感じます。
韓国の人口は5,000万人弱ですから、あらゆる製品を輸出しないと経済発展に限界があるのですから、その危機感は大きかったはずです。韓国人の海外事業に対する思い入れは大きいですし、米国などの留学需要も多いそうです。
すでに家電製品や自動車、携帯電話といった日本の大企業が得意としてきた製品の海外販売の構図が韓国製品のシェアUPという形で現れています。
その勢いを見ると日本も頑張らないと、と思うわけですが、
そもそも私の信念として、国家という視点だけで物事を考えるのは視野が広いは言えません。愛国心は大事ですがそれが行き過ぎると排他的な偏った見方をする人々によって結果的に国益を損なうのですから。
日本というよりも日本人としてどうあるべきか、韓国で言うと韓国から学ぶところをどう日本人の自分が取り入れて、逆に提供できるところがあるのか?が自分に問われているんだなあと思うところです。
昨年からの取り組みで、今回釜山でもソウルでも友人が出来ました。
とりあえずは彼らとコミュニケーションしながら、本格的にビジネスが出来たらいいと思いますね~(#^.^#)


