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香港で感じたこと、お聞きしたことを箇条書きでメモさせていただきます。
・香港は英国の投資拠点であり植民地だったこともあり、英国流のビジネス環境が踏襲されている
・諸外国にとって香港は中国ビジネスの窓口であり、中国側も香港の特別な地位に一目を置いている、すなわち香港と中国本土は補完関係にあるとも言える
・香港は中国の経済成長に伴って全体としては好調。でも香港側もその環境に必死で追いつこうとする雰囲気が感じられた
・中国の経済成長などにより、為替もHK$<RMBとなっている
・中国でのビジネスの成功は人脈にあるが、香港は窓口として適している(中国本土側は直接投資を呼びかけるが)
・香港の資本主義・自由主義経済体制は返還後もそのまま続くと思って差し支えない
・広東省+香港+澳門の人口は日本の人口にほぼ匹敵
・香港は、製造業などの中国シフトに対応するために、ソフト面(先端技術・インキュベーション・デザイン・IT)など高度専門分野の人材・起業・企業の育成に力を入れている(デザインセンター・サイエンスパークなど)
・香港をプラットホームとして活用すべし
・日本人は決定するまでが長いが、実行の困難が伴っても容易に諦めない
・中国は経済成長をソフトランディングさせることに必死で、貧富の格差の是正・不動産バブルの抑止に力を入れている
・香港では、母語(広東語)と英語・中国語(北京語)を話すは当たり前。英語や中国語は一般的に幼稚園小学校で厳しく教えられる
・数ヶ国語を話す環境にあれば誰でも出来る
・世界の多くは階層化社会でマーケティングはやりにくい。日本は階層化しつつあるが未だ非階層化社会=均一マーケティング可能な世界的にも稀有な社会環境にある
・情報を金に替えるのが商売
・一期一会の精神で
今回は、香港政府関係者が同行したビジネスツアーですから、香港投資へのマイナス要素をわざわざ教えることはしませんが、自由経済の中での投資のし易さ、コストの安さは今からでも中小零細企業にとっても遅いことはない、との認識に違いはありません。