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少子化の原因は女性の社会進出?
という女性差別的なタイトルを書くところで誤解を与えてはいけませんが、
この逆のデータが出ているそうですね!
「男女共同参画白書2010」によれば、高校以上の教育を受けた日本人女性の就業率はOECD加盟国の29位/30国中だそうです。社会進出が先進国で最低レベルである、ということなのですね!
日本経済の低迷は、就労者人口減少に伴う内需の低迷にあるわけですが、子どもを育てる環境の面で多くの課題があるのも事実です。
結婚率や少子化が社会問題になっていますが、これはむしろ社会問題というより国家にとって、将来国家財政を揺るがす、納税額が減ること年金の維持を図ることが困難になること、それを解決するための結婚なり少子化問題の対策が必要となっているという国家の問題に過ぎません。
国家は困るでしょうけれど、個人の幸福という観点からすれば、結婚して子どもをもうけることが幸福につながる、ということは、多様な価値観のなかであくまで主流を成すものである、というだけで、個人の自由と意志を尊重すべき社会のあり方からすれば、それを尊重することも国家の役割なわけです。矛盾があるのですけどね。
さて、女性の就業率が上がることが少子化につながっている、と思い込みがちなのですが、実際は逆だそうです。
その象徴は東京でして、東京都は全国最下位の合計特殊出生率ですが、就業率も全国最低レベルのようです。
三大都市圏は東京と同じ傾向があることを考えると、都市圏では豊かな人の数も多く、子どもも少ない、ということが言えます。
一方、地方で就労率が高い県ほど出生率が高い傾向があることがわかります。
これは、子どもがいるから働く地方の経済的な実情も現しているのでしょう。
仕事・家事・育児それぞれのあり方が問われていますが、もし日本の景気を良くしたければ、女性の力をお借りするためにオトコ共がもっと固定概念を廃して努力することが必要なようですねm(u_u)m
