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総会もそろそろ来月でメドがつきました。
総会の講演会で。
大武健一郎 氏は、大蔵省主税局長、国税庁長官、商工中金副理事長、、TKC全国会会長、大塚ホールディングス代表取締役副会長等々。
う~ん、偉い方には違いない!
話しを聞いて、さすがグローバルに様々な経験をされた方だと思いました。
今日の話のメモをいつものように。
・アジアは夢がある
・シンガポールがインド中国の富裕層数百万人を呼び寄せる計画を立てているなど、国を国民が選べる時代になったのがグローバル化の一環
・原発はこれからも止まる、それによって日本経済に深刻な打撃を受ける可能性が高い。ただし、10年以内に効率よい自然エネルギー発電は技術・コスト面では可能との専門家の見方
・失敗した国だからこそ信用する(ベトナムは日本製原発導入予定)
・発電量を確保しないとGDPの維持は困難。(一方では平成の日本の経済停滞は発電量の伸びほどGDPは伸びていないのでこれはヤピの要確認)
・グローバル化の時代は国家の役割は小さくなる、国のできることは少ないからこそ様々な提案行動を中小企業がしてゆかなくてはならない
・年金制度は成り立たなくなるだろう
・元気なうちは社会貢献することが社会の発展に繋がる
・米国人は全世界を米国だとする思考をしており、中国人は世界中にある中華街のように世界中に住んでいる
・かわいい子を海外へ。40まで海外で仕事させて失敗させよう!
・日本は高齢化成熟社会だからこそ世界の最先端国になった。一方世界的には人口増経済成長資源の制約状況が続くからこそ日本人は海外でもしくは海外を相手に働かなければならない
・消費税は恒久税であり期間限定の消費税増税は消費悪化を招く危険性あり。今後も財政悪化は避けられないが、震災復興のための増税は止むを得ない。
・10年以内に東海地震が起きる可能性大
といったもの。
氏のようなエリートのすごいところは次の点。
・キャリア官僚出身でありながら情熱的に語るところ
・正確な数字でもって裏づけと説得力ある事実関係を把握していること
・多数の専門家の意見を聞いた上で客観的総合的判断ができているところ(文系エリートの典型)
・民間企業役員を歴任しているから足元の経済に強い
・歴史に詳しく大局で物事を判断できること(これも文系エリートの特長)
・海外経験が豊富で日本を客観的に見ることができる点
この六つの点はリーダーにとっても必要な能力なように思われます。
そう、素直にスゴイなってところを学んで少しでも取り入れることができたら講演を聞く意味もあるというもの。
最後に氏の名言を刻んで終わりとしましょう!
「社会は正解はない。正解があるとしてもたくさんある。」
官僚出身の経営者の
答えがひとつだとする受験エリート的思考や官僚的思考を転換すべきだとする教育論にも少し踏み込んだ気がしました。
