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ヤピガメ日記!

大学の卒論は「一九八〇年代における中曽根政権時代の検証と新聞ジャーナリズムの対応について」

でした!


当時は、昭和末期最後の長期政権だった中曽根時代(1982~87)の新保守主義の流れの評価と批判を書いたものでした。権力を監視・批判する役割を担うジャーナリズム論を学ぶ立場としては強烈な個性を持った中曽根氏は格好の批判の材料になったことでしょう。


当時と現在とは状況が違うことを勘案しても、憲法改正、原発推進派だった氏への評価も分かれることでしょうけれども。


平成になってから首相は何人目?


そう菅さんで16人目です。残念なことですが、平均して2年いや1年半も任期を全うしていないのが日本のリーダーです。


評価はどうであれ、90歳を超えて、1947年から国会議員をやっている生き字引の言葉には学ぶところがあるはず。


ということでメモメモ!pencil*


「本来、国家や社会や世界の進歩に対してこういう貢献をしたいという思いがあるからこそ、政治家になるのであって、強烈な自己、自己主張というものがなければ政治家としての存在意義などない。」


「私の長い政治生活の中で、強烈な自己主張を身にまとい、すれ違っただけで風圧を感じた政治家は二人しかいない。吉田茂と河野一郎である。」


「党人派は官僚派が得意とする政策立案などの実務能力を

官僚派は党人派が得意とする組織運営能力を学ばなければひとかどの政治家にはなれなかった」


「田中角栄の遺児ともいえる小沢一郎は数少ない党人派の生き残りだ。彼には政治とカネの問題がつきまとうが、政局に対する直観力や行動力、現状を打破する推進力という観点で、政界では抜きん出ている。彼が政界に残って力を思う存分発揮できる状況になれば日本の政治を一歩前に進められるかもしれない。」


「菅首相は党人派でもない官僚派でもない、市民派の政治家といえる。市民運動から自力で切り開いてきた唯一の市民派であり、後継者もいない。」


「(現在のような)変革期の日本に必要なリーダーはやはり強烈な自己主張を持った人物だろう。少数派を厭わず、首尾一貫して自己主張を崩さない。」


「官僚統制の政治経済から、真の自由民主の政治経済に転換する」ことが一国のリーダーの立場を与えられた私が心に期したものだ」


「国家の良好な関係はトップ同士の信頼感にある」という政治哲学


ご意見番・生き字引らしい説得力がありますね。


内容がどうであれ、首尾一貫した生き方(風見鶏という批評もあるにしても)を50年以上やってきたこの人はやはり尋常ではありません。


あと、首相になるまでの35年間に歴代政権に対する不満や問題点を「自分が首相だったらこれをやる」と書きためたノートが30冊ほどあるそうです。


これは

人生の中で誰もが経験する中でヒントになるでしょう。

学生になったら、就職したら、結婚したら、子どもが産まれたら、管理職になったら、社長になったら等々・・・


みんな、不満や批判、やりたいこと、やらないといけないことは、その人しかできないことがあるはずです。

でもイザとなったらホントできないのです。


それができるようになるには、何をしなければならないのかを形にしなければならないのです。


それがなかったとしても一生かけて見つけてみるのもいい。


そんな感じにさせてくれました。



だから、このブログでも毎日書き続けるのです。