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岩田弘三(ロック・フィールド社長)


中国古典『韓非子』

「去智而有明、去賢而有功、去勇而有彊」

(智を去りて明あり、賢を去りて功あり、勇を去りて彊あり)


―こざかしい知識など捨てたほうが世の中のことがわかり、

利口ぶったことはやめたほうが実績も上がり、

匹夫の勇など捨ててこそ大事にあたって真の勇気が生まれる。




藤川太(FP)


「無駄なモノは


買わない

持たない

ため込まない


の三ナイを徹底するなかで、人は物心両面の自由度が増すことができる。」


南場智子(モバゲーDeNA社長)


「重要なのが質のいい非常識さを持つことだと思うのです。

非常識といっても、常識を無視するという意味ではありません。

むしろ現在の仕事について考える際、

いま当たり前とみんなが考えている常識を謙虚に理解する姿勢が、

質のいい非常識の源泉となります。」


志賀俊之(日産自動車COO)


「グローバルと聞いただけで日本人は萎縮しがちですが、何も急にそう変身する必要はありません。

多様性の時代において、まずは自分が持っている個性を大切にすることです。

そのうえで自分に足りないものを補っていけば海外でもやっていけるのです。」


山西健一郎(三菱電機社長)


「階層が上に上がるほど、不条理というものを理解できるかどうかが非常に重要になってきます。世の中というものは、数字や論理で割り切れない、不条理なことが多いのですから。

経営者になると、不条理に満ち溢れた情報や現実を賢く料理し、いかに情熱を持って最終目的へ向かう解を見出していくかが、ビジネスの成否をわけるといっても過言ではないでしょう。」


永守重信(日本電産社長)


「フィルムカメラからデジタルカメラ、ブラウン管テレビから薄型テレビへの移行は業界予測の三倍速で変化が進んだ。自動車だって、10年後の普及率は全体の25%がEV化していてもおかしくない。」


菊川剛(オリンパス会長)


「まずリベラルアーツ(一般教養)を勉強してほしいと思っています。クラシックを聴くのもいいし、歌舞伎を観るのもいい。海外旅行に行っても、いろいろな博物館や美術館を観るのもいい。」


茂木健一郎(脳科学者)


「人間、若いときには、どうしても自分の幸せを追求してしまうものです。しかし、それではいつか行き詰ってします。発想を変え、みんなの役に立ちたい、社会の幸せを実現したいと考えたときに、初めて人間は輝けるようになる。いわゆる利他主義です。


利己主義を徹底したほうが、お金が儲かると思うのは間違っています。不思議なことに利他主義を貫くことで、人も、会社も大きくなるし、結果として自分も幸せになり、経済的に潤います。


結局のところ、資本主義での成功には利他主義が生む信頼関係が必要なのだと思います。」



いずれも今年の名語録です。

それぞれの分野で活躍されている方は、社会とか人間とか自然とか、物事の本質を不思議と捉えているものですね。


物事の本質を捉えているには程遠いものがありますが、捉えているホントの偉い人の言葉に耳を傾けて自分に取り入れたいものですね!