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地震学の権威阿部勝征東大教授が、
「今回の地震869年貞観三陸地震の再来で1000年に1度の大地震」とおっしゃったそうですが、
貞観三陸地震はM8.3~8.6とのことですから、今回の震災M9.0はそういう意味で有史以来日本ではかつてない規模の大地震ということがわかりました。
100年に一度の経済危機(金融危機・2008年)の傷がいまだ癒せない今、今回の震災は阪神大震災の1000倍のパワー、1000年に一度のレベルだということなのです。
そのレベルが来たときに、津波にしても、建物の倒壊にしても、原発の放射能漏れにしても予測をはるかに超えることを誰が予測出来たでしょうか?
津波対策にしても、耐震構造にしても、原発の安全基準にしても、どうすれば安全かを考えますと、
日本に住むことが危険なんだ、と認識するしかない、ということになってしまいます。
絶対安全なもの安全な場所は日本はおろか世界中にどこにもないわけで、
しかもいつ来るかわからない1000年に一度の大災害を防ぐ手立てはまずない、と思っておかねばなりません。
手立てがないときに、いざというときどう生き残って、どう他人に思いを致すことができるのか、今回はそういう教訓を多大な犠牲のもとに学ぶこととなりそうです<(_ _)>