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今回の震災で改めて思ったことがあります。
それは世の中で「絶対安全な場所」なんてどこにもない、ということです!
私は、イラク戦争が始まった日に厳戒下の中東ドバイに滞在していましたし、
5年前は列車爆破事故があったインド・ムンバイにいましたし、
昨年は、反政府デモで軍隊と警察が警戒していたバンコクに居ました。
それは、安全に対する確実なものではなくても、それなりに根拠ある信頼性があったからです。
誰がみても危険な場所に目的なく踏み込むのは無謀と言っていいですし、それは他人に迷惑をかけるしてはいけないことですけれども、
災害や戦争や事件が起きるとそこに注目し、どうしてもここは危ない、となることは人間心理からして止むを得ません。
確かに、今支援活動や仕事なら当然行くとしても、生活や不要不急ではない用件がない限り、東北地方なり福島原発近辺なり、東京でさえも行くのを躊躇している一方の自分が居るわけですから・・・
しからば、
災害を避けることは当地ではどう考えても出来ません。
備えは大事ですし、今回見直しを図らねばならない部分もありますが、
目の前に起きていることに最善を尽くすことが出来るかに取り組み生きていくしかないのです。
そのために、いつ何かがあってもいいように遺言書を残しているのですから・・・
悲観的ではなく、しゃーないことはしゃーないのですから、目の前を生きることの確認作業をしていこう。
震災の被害者と大変苦労されているすべての被災者に思いを致すことにしながら<(_ _)>