1/13


日米 地獄へ道連れ経済/副島隆彦
¥1,680
Amazon.co.jp

正月に読んだ本です。

年始は今年を占う意味で前年に興味がある本を買い込んでいくつか読むようにしていますが、

自宅に居たら子どもが寝ている時しか読めませんね!(もちろん夫婦の時間も大事なので)

日本は米国の属国論を主張する氏の話は、前回の金融危機を当てていますので(読者なのに株式・投信の売り抜けに失敗した)今後を占う参考にしたかったのです。

この本のポイントをいくつか。

・米ドルの暴落は歴史の法則である~2011年春は1$70円台になり、2012年には60円台になる

・米国の平均株価は2011年は8000$台、2012年には5000$台に暴落し、道連れとなる日経平均も2012年には5000円台になるがその後は上昇する

・金は一時的に暴落の可能性があるがやがて1g10,000円になる

・米国は実質デフォールト宣言を2011年にすることにより、2012年には世界覇権国の地位から滑り落ちる

その他、ホンマ?って思うことがたくさん書かれています。

為替介入のこと、モーゲージ債を買っていて金融爆発が起きたら多額の損失が出るメガバンク・某中金・生保、カリフォルニア新幹線は実質日本の資金援助でつくられる?、FRBの株価操作や日銀への圧力などなど

信じる信じないは読んでみてください(・・;)


相場については関心があって、日経マンスリーを見ていますが、それは商売柄リサイクル資源を取り扱っているからです。株価をはじめとする指標が物語っていますし、仕事柄メインで取り扱っている鉄スクラップの価格指標(東京製鐵のスクラップ建値 )の乱高下は冷や汗が出る思いでした。経済指標が商売に直に影響する恐さです。でも、地域経済が悪いことを理由に出来ないところですが。


2000年以降の新興国の経済成長、資源インフレ、金融工学の加熱と金融危機による一時的破綻、先進国の低成長と財政赤字、この流れは今後も綱渡りであることに変わりはありません。


経済の見通しは2011年に関してのみは堅調予測なのですが、こういう不安感があれば、持ち株と投信は処分しないといけないかも、と思いますし、副島氏の言うことが当たっているのなら商売環境は大変になっている可能性もあるわけで・・・恐い恐い。