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絵画に造詣が深いというわけではありませんが、高校の時美術を選択しましたし。でもそれ以降は遠ざかっていました。
それでも、
美術館に行くのが好きです。これは、音楽でも小説でも歴史的意義でも、100年経っても残っていて人々のこころを捉えるのは、古典的であっても普遍的な価値があるのではないか、ということを昨年改めて教えてもらったからです。
名画といわれるものもそういうものなのでしょう。
過去、観光でルーブルやメトロポリタンに行っても一日堪能するまで見ることが出来ず、おいそれとヨーロッパアメリカに行く余裕もなく、なかなか現物を見る機会に恵まれていません。
それを解決するには、何年か一度にヨーロッパの美術館にかんなり無理をして行くか、
近くの大塚国際美術館 とか日本国内での移動展示会に顔を出すことがいい方法かも知れません。
そういうわけで昨年、ゴッホ展 に行きました。名画が日本に出張してくれるのですから、とても有難いことです。
ゴッホの芸術を極めた生き方の末に「自殺」した人生がゴッホにとっては幸福ではなかったかも知れませんが、後世の人々のこころに残る作品をつくりあげたことは価値があるものでしょう。
絵を見るときは、「自分がもし買うとしたらどれにするか?」という気分で気軽に見ているつもりです。
ゴッホ展で印象に残った2作品。(感想はあくまで私見です)
資本主義・産業革命の時代にあって、労働における価値を絵画で表現した作品。
一時期同居していたゴーギャンがよく使っていた椅子を描くことで、椅子を通じてゴーギャンの人柄を表現しようとした。
絵とそれが描かれた背景をあわせてこれは!というものをこころで感じ取ることはとても楽しいものです。
「人間の感性はどう磨かれるのか?」
大変失礼なことだけれども、娘が音楽や本や絵を通じてどう成長するのかを見届けることはとても楽しみで興味があるものです。今のところは本が好きそうですが、とりあえずは体を動かしながらいろいろやってみて欲しいものです(^_^;)

