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仕事柄、商社の営業さんとお話する機会が多いのですが、
今年(2010年4月)に就任した
伊藤忠商事岡藤正弘社長の話が新聞に掲載されていて興味をひきました。
いくつか参考になるところがあるかも知れません。
・関西弁で語る
・「商社は御用聞き」を徹底し会社に居なかった
・出来ない部下ほどかわいがり、努力を惜しまない人間に必ずチャンスを与えた
・部下の子どもが病気になって病院を探した
・東大ではアルバイトと奨学金で学費を工面した
・ビジネスは変化のあるところにある、と目を光らせる
・会議がキライ「会議は上司が不安だから報告を聞いて安心したいだけ。部下から本音は出ないから」
(会議は必要だけど、官僚的な本音が出ない会議はいらない、という意味でしょうね)
・商売は「稼ぐ・削る・防ぐ」が大切
・小さな成功体験を積み重ねてこそ大きな挑戦が出来る
・時間をつくって現場を回り、お客さんが求めているものを探してくるのが商社の仕事
・リスクを取らないといい商売は出来ない
・肌で感じないとわからないこともある
・人間は競争することで発展する
・暇があれば町を歩いてトレンドをチェック
繊維部門で圧倒的な実績をあげ、商売のことを一心に考えるひたむきなモーレツ社員から商社の社長になった人です。商社も銀行もそういうタイプの人が少なくなった感もありますが、志を表に出すか、内に秘めて黙々と実行するか、いずれもその真剣さが社内外のこころを動かしたのでしょう。