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京セラの創業者にして、2010年11月現在日本航空会長の稲盛和夫 氏の言葉で
こころに残ったことを書いておきます。
「笑顔こそが利他」
「成功が転落のきっかけ」
「知っていることと実行することは違う」「知識から見識へ、見識から胆識へ」
「欲望を抑え、節度を保つということを全うする」
「謙虚であるということは、人間の人格を形成する資質の中で最も大切なこと」
「小善よりも大善。情けは人のためならず」=他人への情けこそが当人のためになるが、近視眼的な小善はいけない。
「判断基準は 人間として何が正しいのか? という一点である」
それは同じ薩摩の西郷隆盛 の座右の銘「敬天愛人」からもきている。
それぞれのテーマで思ったこと、学んだことを書くこともあろうかと思います。
それぞれはその通りだと思うのです。
稲盛氏は口だけでなく、京都の町工場京セラを世界的大企業にした偉大な功績と実績に裏づけされた理念と理論を含め、尊敬するのですけれど、
一方、佐高信 氏の評論や著作にも頷いている私です。
何せ、佐高氏は稲盛氏やJC(青年会議所)を痛烈に批判しているから(^_^;)
「虚飾の経営者」「カルト資本主義」「宗教的経営」と徹底的に批判しているから。
そう、物事は何でも両面があって絶対的なものはない、ということです。
ということは絶対的な正義もなく、まったく逆の側にも正義があるかも知れないということではないか?
というのが私の価値観です。
とはいいながら、相反する立場のそれぞれに納得してしまうのは優柔不断なのかな?
自分が実践して、正しいという信念があることを、他人と共有することは大事ですし、
かといってそれを絶対視したり、押し付けがましいことをすることはやはり避けたほうがいいでしょう。
いいものを取り入れ、そうでないものを真似しないようにすること。
稲盛氏が会長となった日航は厳しいリストラを断行しています。これまでの経営に対する考え方と矛盾しないよう、氏の経営手腕を見守りながら、学ぶべきは学ぶことにしたいと思います。