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AKB48の総合プロデューサー秋元康氏のインタビューから、
何故AKB48がブレイクしているかの氏の分析に参考になることがありました。
それは
「データに基づいたマーケティングをしないこと」
だそうです。
マーケティングは、何を売るにしてもその裏付けや根拠となる感覚にしてもデータにしてもおそらくは必要なのですけれど、氏の場合は感覚的に
「本当に面白いもの、楽しいもの」 をプロデュースを40歳以降してきたんだ、と。
消費者のニーズに合わせることはおごりである、という反省からなんだ、と。
それが、歌とダンスがヘタなAKB48のメンバーでもその一生懸命な姿に引きつけられる
というこれまでの逆の発想があったりするのでしょう。
「ヒットをつくろうとしたら、説明がつかないもの、見たことがないものであること」
人間は常に好奇心に惹かれていて、AKB48はそういうニーズに応える意外性に溢れるヒット作品
となったわけですから、データに基づくマーケティングはかえって意外性に欠けて大ヒットとなりにくかったりすることになるのでしょうか?
ヒットするものが歴史の流れに沿ったものであるかどうか、はわかりませんし、
AKB48という「素直で従順な女の子の集団」が理想の女性であるという認識が、
現実社会の等身大の女性へのアタックを阻害しているのではないか?と懸念したり(;一_一)
も致しますが、
秋元氏のようにそういう新しいもの、意外性のあるものをつくり続けてきた氏の言には
真似は無理でも参考になることがありました。