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人間は本能と欲望によって生きています。


これらは、どちらかというと否定的な意味で語られる場合が多いのですがこれには理由があります。


それは、


人間は自分が一番正しいと思い込んでいる自分勝手な動物でありながら、

自然界の中に生きる社会的動物である、ということではないかと思います。


人間は、欲望を持ち、これを満たさなければ生きていくことができません。


それが、過剰すぎて自分だけの利益を図ったり、他人他者を犠牲にすることがあるとすれば

悪い印象を持たれても止むを得ないでしょうし、その結果として強烈なしっぺ返しを受けることになる確率が高いのです。


では、理想的な生き方があるとすれば、


「自分も生きていくためにそこそこ欲望を満たすことをしながらも、

他者他人に尽くすことが結果的により、自分に利益を長期的にはもたらす可能性が高い」

ということなのです。




これが自然の法則であり、処世術である、というのがとても不思議なところです。


自分に利益をもたらすのは他人の力です。



その他人が利益をもたらしやすいように自分が相手に尽くすことになるわけです。

できればその見返りをあえて求めなくても。




自分勝手な人間関係では他人が愛想をつかし、応援してくれなくなりますし、

自分の利益だけを図る資本主義が長く続くわけはありません。

今の資本主義は人間社会と自然環境への貢献や配慮を前提としているから。




もちろん、一見矛盾を感じるのは、正しいから他人に尽くしているからうまくいくとは限らないし、

莫大な利益をもたらすのは、決して合法的手段とは限らないわけですから。



それでも、自分が思い込んでいる正義感(決して倫理観が備わっているわけではないのですが・・・)

からやはりこうあるべきだ、というものを人生観として次の言葉に集約させているつもりです。





【人生観】




私は縁ある人や周辺の価値観を尊重し、その幸せの為に努力と実践を日々行います。

ただし、そのための成果や見返りを求めず、また他人に押し付けず、

他に見習うべきところがあれば、素直に反省し自分の新しい考え方として取り入れます。

絶対で唯一でこれでなくてはならない、なんてものはおそらくありません。

自分が思っていることは今までの狭い経験や知識の中の組み合わせに過ぎません。

だから常に新しいものをインプットしていきながら、

その内容を最新版に組み合わせる作業を死ぬまで続けていきたいと思います。










自分もそここそやり、

他人他者に尽くすこと。


一言で言うと「利他自利」とでも言うのでしょうかね。
そう。人生観もまだまだ変化・進化していくべきでしょう。