7/10
毎日の日課ですから書き留めておきます。
選挙直前ですから、政治思想の整理を。
中島岳志氏によれば、日本の保守政治思想の基軸はふたつあって、
中くらいの政府を目指すリスクの社会化。
小さな政府を目指すリスクの個人化。
もうひとつの基軸は
ハト派か
タカ派か。

が自民党とたちあがれ日本与謝野

がたちあがれ日本平沼と国民新党

が新党改革と自民党河野太郎派

が日本創新党と大阪維新の会
と
の中間がみんなの党
もちろんこれは、絶対的な味方ではないことをお断りしておきます。
こういう政治思想、経済思想の流派をわかりやすく知っておくことは大事なことであとは何が正しいかを見極めてみて、投票の参考にね!
自民党の麻生元首相でさえ、リスクの個人化新自由主義的な考えの転換を決めたのに、いまだに小泉竹中は一定の支持があるようです。
全否定も全肯定もないですけど消費税の抹消的議論だけで投票するのはもったいないですよね!
あと、これはあくまで「保守政治の枠内での方向づけ」だから、与党民主党は入っていません。
私は、社会民主主義的な民主党の考え方と自民党の歴史的意義を評価し、逆の負の部分を質す考えはあくまで「大枠としては」間違ってないと思いますし、鳩山小沢の理念の歴史的評価が後世にきっちり成される気がします。
ただし、日本と日本人が生きていく道を考えないことには、保守勢力の結集は必要ですし、マルクスの共産主義だって歴史の本道からいまだ外れていないと思います。だって資本主義の源となる経済成長は超長期的には地球にいる間は限界があるわけだもん。
多様な価値観と大枠としてまとめられた理念。その枠内で政策を競い合う政治の力、それを評価する市民の力で日本と日本人がもっとよくなることができるだろうかねえ。