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宣伝効果も兼ねたニュースでしたね。

ユニクロや日産といった、楽天同様に世界中に商品を販売する会社でも同じような代表的事例がありました。


英語が「世界語」となったのは、18世紀中ごろからの、植民地化と産業革命を興した英国、

第二次大戦前後からの米国といった「英語圏」が覇権国家となったことが原因だろうと個人的に思います。


現在も米国が全世界の経済の約25%を占めているわけですし、インターネットや軍事地図からしたら当然か。


英語が言語システムして優れているのではなくて、ビジネスの世界で使う割合が多いということ、

コミュニケーションの手段として最も現実的だからでしょう。


でも、幸か不幸か日本では英語を使わずに生活できる恵まれた位置にありました。

まわりは日本語を話す日本人が圧倒的に多いのですから。


人口も世界的な比較であれば、10位を占める日本の位置は大きかったし、

優れた学者や翻訳者のおかげで世界中の優れた本を読むこと、情報を得ることができました。


そういう恵まれた環境でも、海外からはおそらく異質な国だろうし、日本語しか話せない人が大多数ってのも、

恵まれすぎた環境故の、不備な点です。


これからは、人口・経済力といった日本の世界に占める位置は下がり続けることが確実です。


日本人として生まれた幸運に感謝する気持ちがあれど、

日本を意識したり、守るべきものがあることも同様ですけれども、

それ故に日本から離れていくことが日本の繁栄を維持することに繋がることも言えると思います。


だから、歴史的に英語は偉いとか素晴らしいとかいうものではないのだけれど、英語に慣れておくことは大事で、

あんまり勉強するのは面倒なんですけど、毎日日常として英語に触れることはしておくようにしています。

車内のHDDで聞くとかね。


超長期的に見たら、生きている間は難しくともいずれ世界は単一国家になります。

人類の知恵が地球や宇宙に及ぼす影響を考えたらそうならざるを得ません。


日本の独自の文化を残すことができるなら、別段国家にもこだわる必要はありません。

人間に必要なものは社会であって、別段国家ではないのですから。

もちろん、国家の恩恵を受けているし、もちろんなくても困るわけですから、

恩人を売り渡したりしませんが、国家という視点でものを考えると

視野が狭くなってもいけません。


いずれなるものなら、そうならなくても準備をするのが人情というもの。


楽天のニュースは、国家の枠組みを超えたビジネスをしないといけない、でも実はすごく日本を意識させる視点を与えてくれたのでしょうかね。