6/15
取引銀行支店の応接室で。
「恕」という見慣れない漢字が。
出典を調べますと、やはり孔子様と福沢諭吉先生の話が出てきます。
子貢問ひて日く、一言にして以て終身之を行ふ可き者有りやと。
子曰く、其れ恕か。己の欲せざる所は、人に施すこと勿かれと
孔子の弟子である子貢は聞きました。「先生、一言で一生涯実行することのできる言葉はあるでしょうか?」
孔子「それは 恕 という言葉です。 自分が望まないことを他人にしてはならない。」
恕とは、難しい言葉ですが、何でも簡略化すると難しく思えるようなもの。
恕:他人の立場や心情を察すること。またはその気持ち、思いやり。他を受け容れること。認めること許すこと。
これが、人生で一番大切なことだと孔子様が教えたことだそうです。
「恕」はバンカーの人間としての心構えなのですね(-^□^-)
銀行は、お金持ちに貸し、リスクある貧乏人に貸さない方が儲かる、金融のスペシャリストにしてリアリストです。
お金を扱う厳しい立場を守ることと、「恕」を心に刻むことが矛盾しないか、と思いつつも。
この言葉の意味の深さを考えたひと時でした。
