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総会シーズンです。

三月決算の会社・団体・協会等々、

人が集まる組織は4月を起算とする年度でするのは、お役所をはじめとして関係が深いからでしょう。


一方、当社は7月決算です。設立月度の関係から5月にしていたのですが、7月に変更したのは、

経理の実務が対応し易い時期を選定することや、

利益が出たときに、社員に還元しやすい夏季賞与支給時期にわざわざ合わせるためでした。


12月の年末、3月の年度末、7月の決算年度末。それぞれの節目がバラバラではありますが、

節目が多いのは、煩わしくもあるかも知れませんが、その度に立ち止まって考える機会が多いのは悪いことではありません。


その総会ですが、団体も開催場所も様々。地元と四国と東京でそれぞれあり、すべて出席は難しいので、分担したり委任状出席したりするわけです。

さて、先週土曜日に四国での総会があって、業界新聞の講演から有用なものをメモさせていただきます。


・恐慌になると、民需減退→国の財政出動→公共工事と雇用の推進政策実施→建材資材の調達→下落したマーケットが持ち直し、マーケットは堅調となる

 この流れが2008年のリーマンショック後のシナリオであった

・2010年現在マーケットはリーマンショック前のシナリオに戻った=マーケットの底は浅いのではないか

・これからも世界的に新興国の豊かな中間層の拡大が続く=新興国の経済発展とそれにあやかる先進国の構造が続く(一時的な、金融パニックがある可能性はやはりある)

・中国はここ5年で粗鋼生産が5割増えた

・原油と鉄鉱石・スクラップの価格推移は連動している

・資源価格は需給バランスで決定し、需給ギャップで変化する


この講演の総括は


日本は、金融危機後、スリークオーター経済(4分の3経済)といわれる弱い内需の中にあるそうです。確かに製造業建設業の各種データがそれを示しています。


ということは日本の会社の4社のうちの1社は不要になるか、所得水準を下げないと生きていけない、ということです。でもそれは日本国内の内需の話であって、海外近辺のアジアに目を向けると内需中心の経済成長が待っていて、これをどうビジネスチャンスに生かせるかが我々に問われている、ということになります。



「ピーターパン「大きく望めば大きく叶う」成長するアジアは隣ではなく、アジアの一員として自分の力量を発揮し、自分たちの努力と工夫で未来は大きく開くはずです」


と締めくくりをされました。