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2008年にコンビニがデパートの売り上げを抜いたことで話題になりましたが、
昨年2009年はネット通販(約65,700億円)がデパート(約65,800億円)に肉薄し、おそらく今年には逆転されるだろう、ということです。
本来デパートは、定価販売という江戸時代になかったらしい明瞭な価格形態が明治時代に受けて発展してきたもだったみたいです。でも、モノを定価でたくさん売ることがより難しくなっていますし、時代の流れなのでしょうけれど。
現在は残念ながら、バブル景気の消費の牽引でその成功体験に引きずられて、体質改善や新しいビジネスにつなげることが叶わず、
またライバルや他の流通ルート(コンビニ、大型ショッピングセンター、大型専門店、低価格ブランド、ネット販売、アウトレットなどなど)によって低迷を余儀なくされているものと思われます。
昨今のデパート同士の経営統合も消費低迷の前に今の時点では大きな効果が現れているとは言えません。
最近も、外商から「ボジョレーヌーボー」の販売案内が直接、ヤピガメの携帯に連絡が入ったのですが、
ブドウ酒は好きでも大酒飲みにはとてもなれないので、少し興味がありつつも辞退させていただきました。
もっとデパートに協力したいとは思ってはいるのですが・・・
確かに、大型ショッピングセンターは便利ですし、欲しいものが明確ならばネット通販が一番早いですし。
デパートでなければならない、ことは益々領域が狭められることになるんじゃないのか、と予測しながらも
斜陽となりがちなデパートの形態をどう残してどう発展させていくか、特化させていくか見守って行きたいと思っています。