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昨日のテレビは「天才じゃなくても夢をつかめる10の法則」を観て、「筆談ホステス」は録画しました。


この番組は

石川遼・エジソン・坂本龍馬・キューリー親子・辻井伸行氏ら有名人・偉人らの育てられ方の成功例を元に

人の生き方・育て方のあるべき姿を分かりやすくまとめた番組でした。


その法則は次のとおりです。


法則1 子どもには厳しく叱れ
法則2 夢を言葉にせよ
法則3 子どもをおもいっきりほめろ
法則4 一万時間やり続ける
法則5 バカになって人に会え
法則6 どんどん失敗しろ
法則7 夢中になる事はどんな事でもやらせてみろ
法則8 過保護・過干渉は多いに結構
法則9 とことん親バカになれ
法則10 自分の夢の素晴らしさを信じ続けろ


でもここで気になるのは「天才」と「夢」という言葉です。


天才、という言葉は

人間の努力による過程を軽視したり、特権意識を印象付ける意味ではすべて好意的に受け取ってはいないのですが、得てして天才は上記の法則に見合った努力や運に恵まれたり、そのためのすさまじい努力をしている結果であることも多いものです。


この番組でも「1万時間一流論」といって、一日3時間=9年=1万時間で好きなことをやり続けたら誰でも一流になれる、といった話もありました。


あ、そうそう。多少救われるのは天才や偉人は歴史的に、

変わり者が多かったり、家庭的に恵まれなかったり、とんでもない浮気者だったり、お金や人間関係で失敗したり、暗殺や粛清されたり、特定分野に才能を発揮しても、それ以外の分野のバランスが悪く決して幸福ではないケースも多くあります。


才能を持ちすぎたが故に不幸になることは、人間のパラドックスとも言うべきところでしょう。

平凡さ、凡庸さが大事なこともあるのです。




あと、法則6

失敗にまつわる名言がありましたのでメモしておきます。


「成功は、99%の失敗に支えられた1%だ」(本田宗一郎)


「私の経営を星取表とすると1勝9敗もしこれを成功と呼べるなら失敗を恐れず挑戦してきたからだ」(ユニクロ 柳井正)


「失敗とは転ぶことでなくそのまま起きあがらないことなのです」(メアリー・ピックフォード)


「私たち皆にとって高い目標を掲げ失敗することは危機ではない
低い目標を達成し満足することこそ危機である」(ミケランジェロ)


「失敗と書いて成長と読む」(野村克也)


「成功するためには成功するまで続けることである
途中であきらめてやめてしまえばそれで失敗である」(松下幸之助)



あとは「夢」という言葉。


夢は生きるための意義や目的も含まれるので、それは持ったほうがいいし持つべきだと思います。

これがあるとないとでは生き方のメリハリも問われますから。


でも、問題はその人にとって身の丈に合う夢かということ。

それをどう設定するかも問われますし、この矛盾と理不尽の塊の社会において、

実現不可能な夢を持ち続けることがかえってその人を不幸にする場合もあります。


ですから、夢を持て、と偉そうに他人に言うべきではないと自戒をしたいと思います。

それぞれの多様な価値観やあるべき姿があるのですから。