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エコノミストI氏からお聞きしたこと、メモとしてまとめておきます。
・2000年から2007年までは全世界は約4%/年成長
・うち、約2.5%が新興国、先進国が約1.5%、中国は全世界1/4の約1%の牽引。すなわち新興国が世界の経済成長をリードした
・中国の牽引は中国に進出した外国企業の輸出の伸び
・経済危機で、世界的に資金が運用より流動性の高い方に流れた
・世界最大の消費国=輸入国米国では実力以上の消費の伸びが止まり全世界に波及した
中期予測
・新興国がますます世界経済成長をリードし、中国は8%成長を維持、米国は不安視
・新興国の状況から、資源(原油・金など)は上がる
・円は割安感があり、円高になる
・日本の景気は慎重に考えるべし、生産水準回復には5~6年かかるとみるべき
・日本は相対的に輸出依存度が高まっている、理由としては日本人の所得水準が下がっていること、だが世界経済の状況から輸出主導ではもはやない
こういったことで、あんまり楽観的な見方は出来なさそうです。貯蓄率が米国よりも日本が低くなっていることはそれだけ余裕がなくなっていること。今の状態が普通でしばらく続くことを想定して冬を迎えましょう。
また、明るい話題が出てきて欲しいところです。